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”Shine゛について

NFTクリエイターのちりんです。
今回はfoundation作品のShineについてお話します。

Shine

作品解説

まずはディスクリプションのおさらい。

《今日、新曲のPVが公開された。
彼女は太陽よりも光り輝く、完璧なアイドル。
豊かな表情、指先や体の角度、視線、髪の動き。
その全てが彼女自身を最も良く魅せるもので、
一時も目を離すことができない。》

今作のテーマは完璧なアイドル像です。
人が人を推す時、好き!や応援したい!という気持ちになる前に、まず無意識に目で追ってしまうものです。無意識に目で追ってしまうアイドルに共通するのが、とにかく自分の魅せ方が上手い事だと思います。
カメラに抜かれない時でも常に自分が最も良く見える表情、細かい指先の使い方、髪や体の動かし方など、自分の体の全てを使って、退屈する瞬間のないパフォーマンスをする姿は完璧なアイドルと言えます。

例で言いますと、元HKT48・IZ*ONEで現LE SSERAFIMの宮脇咲良さんが完璧なアイドルですね。彼女は本当に自分の魅せ方が上手いです。自分の魅力を理解し、徹底的に研究されつくされたパフォーマンスには圧倒されます。
IZ*ONE時代の、Panoramaという曲のパフォーマンス映像(個人カメラ、チッケムと呼ばれる)がおすすめ。ちりんが伝えたい完璧なアイドルってこういう事かー!!とご理解いただけます。

作品のポイントとしては、 細かな表情や指先、髪の毛などの動きで彼女自身が細部まで拘ってパフォーマンスしているように表現した事、 顔周りの情報量を多くする事で表情に目が行くようにした事、 水飛沫や波で彼女が踊っているような躍動感を出した事です。
海がロケーションの曲を歌っているので、水着風の宝石を散りばめた衣装にしました。 自分の魅せ方をよく知っている(自己プロデュースの上手い)アイドルは本当にキラキラ輝いていて、まるでその場所だけ発光しているように見えるので、Shine(輝き)というタイトルをつけました。


制作過程の裏話

この作品の制作期間としては約1か月ほど。(2023年6月)
時間を掛けすぎでは?と思われるかもしれませんが、これには理由があって。
一度完成まで持っていった後に寝かせました。(5日間ほど)
普段は寝かせることをほぼしないのですが、今回はいつも以上に大事に作ろうと思い、ねんねさせました…
寝かせたのち、もう一度作品を見直した時
<なにがおかしいとかはないけど、なにかが足りない。>
という気持ちになりました。
一度自分なりに修正したものの、その気持ちは消えず。
でも、なにかが足りないと思っても何が足りないのかわからないので修正のしようがないんですよね。(新卒とかにありがち。なにがわからないのか、わからない感覚に似てる。ただわからない。笑)
そこで私は信頼していて尊敬しているクリエイターさんたちに協力していただくことにしました。

AOTさん
埼玉県飯能市のムーミンバレーパークにてギャラリーの運営をされつつ、個人クリエイターとしても活動されてます。美術の先生もされていました。https://twitter.com/OrientedTokyo?s=20
あにもえさん
罵尻ロマ子さんの活動においてイラスト等を担当されていました。個人のコレクションも展開されてます。
https://twitter.com/animoe59_NFT?s=20
らすべっとさん

個人クリエイターとして活動されてます。まなざしの強い女性の作品を多く描かれます。

以上お三方にそれぞれ別のタイミングでアドバイスをいただきました。
本当にありがとうございました。
どんなアドバイスをいただいたかと言うと、↓

・瞳の色が空と同じ色だから風穴が空いたように見える。別の色を試してみて。
・キャラデザのアイドル感が足りない。もっとおおげさなくらいやってもいい。アイドルとは周囲にはいない、非現実的な存在だから。
・少し技術的に惜しい部分あり。
※指摘していただいた点だけを載せていますが、実はこの時点でめちゃくちゃお褒めの言葉もいただいてます。笑

などです。以上のアドバイスを踏まえて、瞳の色はどんな色がいいだろうとかアイドルらしくするために見た目をどうアップグレードするかなど、
細かい部分も相談させていただきました。
少し見た目を変えるだけで、人物に対する印象が変わったように思います。
瞳の色はぱっと見グリーンですが、拡大してみるとオレンジ、緑、水色、青、紫と沢山の色が仕込まれています。水色単色も綺麗なのですが
少しクールな感じ。緑の方が熱量を感じます。
リボンもあった方が断然アイドルっぽい!

作品を制作する過程において、絵に詳しい人たちから感想・アドバイスをいただいた事はほぼなかったので(正確には一度ありますが)
ものすごく勉強になりましたし、本当にありがたい以外の言葉が出てきません。クリエイターは作品の意図を読み取り、それを言語化することに優れているな~と改めて思いました。


感想

今作は長い時間、向き合い続けた作品でした。
この作品をNFTにするだとか、誰かにお迎えしてもらえるだろうかとか、そういう事は考えず、ひたすら作品の事だけを考えていました。
いつもだったら作品の完成が見えたあたりで、明後日新作出しまーす!とか言っちゃって、終わらないやばい!!!ってなってドタバタしてしまうのですが…笑
瞳の色がなかなか決まらず、何色もパターン出しをしてウンウンうなって
いたのが懐かしい…。(しかも瞳の色が決まったの本当に最後の最後だし)
あまりにも決まらなさすぎて、初めて色の事を少し勉強しました。←遅い

描きおわった後、燃え尽き症候群になり、10日間以上絵を描けなくなったのは焦りました…。気張りすぎたんでしょうね。笑(ほかにも理由はあるけど)
また同じ熱量で、さらにいい作品を作れるよう描いていきます。

おわり





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