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8月9日にしか書けないことがある

 今回は、長崎について書いてみたいと思います。今日で長崎への原爆投下から75年が経ちました。とても長い時間です。8月9日は、私たちに平和への気持ちを新たにさせてくれる特別な日であり、長崎の街は、今も私たちに平和の大切さを教えてくれます。長崎には、出島など国際交流の歴史が蓄積され、キリスト教との関わりなど、異文化理解の貴重な舞台でもあります。

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 長崎市の地理院地図です。限られた平地に江戸時代から町が形成されました。かつての長崎駅は、ひと駅手前の現在の浦上駅のところにありました。

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 市街地の地図を拡大しました。万才町のあたりが丘陵部の縁にあたり、かつて長崎奉行所がありました。長崎奉行所のすぐ外側に出島が作られていますね。長崎に出かけられるようになったら、ぜひ出島を訪れるついでに周りの地形にも目を向けてください。奉行所の跡地には長い間県庁がありましたが、最近北西の港の近くに県庁が移転しました。南の方にはグラバー園や大浦天主堂があります。

長崎市北部note-1-2

 北部の地図を拡大しました。平和公園からさらに路面電車で北上すると、住吉町というところがあり、昔ながらの商店街が今もにぎわっています。長崎では、歩き回って観光や観光をすることを、「歩く」の方言である「さるく」という取り組みでPRしています。史跡やキリスト教の博物館、日常的な街並みなど、長崎では歩けばあるくほどその魅力が見つかります。

 長崎の魅力は、平和の発信はもちろんのこと、様々な歴史と文化、そして今も新しく変わり続けるまちの姿の中にあります。皆さんもいつか、長崎を歩いてみませんか。

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