かりそめ

ワタシたちは、誰かからバトンを受け取って、

走っている。

僕たちは、誰かの優しさのおかげで、

走れている。

誰かにバトンを繋ぐために生きている。

誰かに、優しさを渡すために託されている。

人の願いを。

人の気持ちを。


幸せだって、思わなくちゃ怒られるよ!

生きていられるのはありがたいんだって!


って、言いながら、ちょっとため息をついて。

目を閉じて、少し大切な人を思い浮かべて。


託されているのだけれどね、繋いでもらったのだけれど、

託した人も、繋いだ人も

ワタシたちが不幸になってまで

繋いでくれとも、託してくれとも、言ってないのだろうね。

その人たちは、ワタシたちが苦労するのを願ってはいない、

けれど、強くいてくれとは願っていると思う。


たかだか、80年。

がんばったら100年?

欲張っても200年は無理だ。

いいとこ、70年。

昔は、50年。

それ以下でも、それ以上でもいいじゃん。

何年かなんかに間違いなんてない。


精一杯、生きたらいい。

せっかくだから、

精一杯、生きてやろう。

精一杯生きてみたら、この世の中楽しいことだらけさ!

繋いだ人も託した人も、この人で良かったって言ってくれる奴になってみようかな?

いやいや、言ってもらおうじゃないか!

そんな風に胸を張れる人になろっかな。

ひとまずストックがなくなりましたので これにて少しお休みいたします。 また書き貯まったら帰ってきます。 ぜひ他の物語も読んでもらえると嬉しいです。 よろしくお願いいたします。 わんわん