王
遠い遠い…。
どこかの遠い国にね、とんでもない王様が居ましたとさ。
マスクがどうとか、お金でどうにかするんだとか。
自分でモノを考えられない王様だから仕方がないのかしら?
物凄く遠い街に、すごい女王様が居たと言う。
お店を守るだとか、お金でなんとかするんだとか。
自分の人気が1番大事だった女王様だからしようがないのですか?
アナタたちの言う事はみんな同じ、
自分は凄い。
自分が偉い。
自分が正しい。
自分が正しいんだってさ。
だからあなたちは文句を言わずにずにワタシについといでって。
その人が、あなたたちを導く人なのですって。
そんな人が、あなたの道標なのですって?
その人を尊ぶ事をしなくては、いけないのだって?
その人を崇めろだって?
そんな彼らをあなた達は、讃えなくてはいけないそうだ。
遠い国の人たちは大変そうに辛そうに厳しく、私の目に映る。
とんでもない遠い場所に、大仰な大王様が居ます。
誰が悪いとか?
俺はえらいだとか?
この国は素晴らしいだとか?
誰かと戦うだとか?
ワタシが押さえたのだとか?
この国が一番だとか?
自分の懐が1番大事な大王様だから、しまつに悪いのかな?
私たちはどうでも良いんです。
私たちは、ただ。
ただ、私たちの事を見てくれる。
ちゃんと、考えてくれる、
王様が、
女王様が、
大王様がいてくれるのであれば
それで、良いのです。
そんなアナタで居て欲しいのですよ。
そんなアナタ達だったら。
私たちは従うし、愛すはずなのですよ。
そんなアナタなら。
そんな人間ならね。
誰かの上に立って
誰かを導くなんて
大変だよ、
大変さ。
私だってやりたくない、
誰だってやりたくない。
あなただって、でしょ?
文句を言うのは、簡単さ。
でもね、お願いだよ。
導いてくださいな。
任してしまったけどさ。
まかされたのなら。
みんなの事を…。
明るい未来に、
頼みます。
たのんでいいよね。
王。
ひとまずストックがなくなりましたので これにて少しお休みいたします。 また書き貯まったら帰ってきます。 ぜひ他の物語も読んでもらえると嬉しいです。 よろしくお願いいたします。 わんわん