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いつからでも

心が折れそうだった。
一番営業が上手く行かず
悩んだ。


52歳の時だ。

いままでとやり方を変え
経営者に営業をかける為
毎日テレアポをすることにした。


多い日は一日100件以上
まるで断られるために
電話を掛け続けた。


社長は忙しい。


外出も多いしほぼ会議や来客中だ。
全然繋がらない。
ターゲットリストを数万件用意した。
かける毎に結果を記入し
脈がありそうだと感じたところは
何度もかけた。


実は繋がってからが一番キツイ。
露骨に電話口の嫌がる顔が見える。
一言喋っただけで
一時間 説教されたこともある。


断られると
なぜ断られたか
どのようにすれば良かったのか
やっぱりこんな効率の悪いことを
すべきではないのだろうか
ネガティブ思考のスパイラルに入り
気がつくと30分ただ電話機を
眺めていた事もあった。


それでも一年電話を4000件かけて
120人ほどの社長に面談出来た。


しかし成果は労力には見合っていない。
テレアポはもう慣れた。
でもこのまま続けるのが良いことなのかを
悩んでいた。


そんな時だった。


中日の山本昌投手が50歳現役で
戦う姿を観た。


もう一人
伊能忠敬の話を聞いた。


彼は50歳にして27歳に弟子入りして
天文学を学び
全国を歩いて日本地図を作ったと言う。


二人のことを知り
まず思った。


年齢は関係ない。


やる気になれば
いつからでも始められる。


そして継続すること。


誰に何と言われようと自分が
信じたことをやり抜くこと。


その先にはまた新たな何が
必ず待っていると確信できた。


結局2年で2百数十人の経営者に
お会いに出来た。
そしてたくさんの事を学ばせて頂き
今がある。


いまでは「テレアポの仕方」も
コンサルメニューに入っている。


今でも毎日テレアポしている。
嫌などころか楽しんで電話を掛けている。


必要な事はぶれない軸をつくることだ。
そのためには
どんなに辛くても決めた事をやり抜くこと。


ある講演で聴いた。
「あなたの時給を計算しなさい。」
時給は何で決まるか?


弁護士や医師の時給が高いのは
希少価値からくる。


世界であなたしか出来ない事があれば
あなたの時給はとてつもなくあがる。
飛び抜けたスキルを持てば良いが
そう簡単にはいかない。


テレアポできる人はどこにでもいる。
経営者専門のテレアポスキルとなると
少しは時給が高くなるはずだ。
更にこの業界に
精通して情報と人脈がある となると
どんどん希少価値が高まるわけだ。


あなたは今の仕事を何年してますか?


ということは何年間のスキルを
持っているということです。


まずは何が得意か見極めましょう。
それをとことん磨きましょう。


他にも得意はあるはずです。
それもガンガン磨きましょう。


さらにもう一つ追加したら
あなたはその分野のエキスパート


時給は格段にあがるばずです。


そう


いつからだって始められるのですから。

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