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普段は会社員をしているアラフィフ男子。 小学生の時に作文で褒められてからいつか「文章を…

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普段は会社員をしているアラフィフ男子。 小学生の時に作文で褒められてからいつか「文章を書くこと」を仕事にしたいと思って「文章添削士」になりました。文章についてのあれこれについて書いています。

最近の記事

note復帰します!

すっかり更新が途絶えておりました。 また、定期的に更新を進めていきます。 文章に拘った部分以外の面も出していけるよう日々進めていく所存です。

    • 読点についてのあれこれ

       先日、養成講座アシスタントで講座のサポートをしていた時にふと気になったことがありました。  それは「読点」の打ち方でした。  文章添削士養成講座を受講する方は基本「自分で文章を書く」ことに自信を持っている方が多いので、洗練された文章を見かけます。しかし、実際に書いた文章を読んでもらうと息継ぎに困るようなシーンを見ることで、いかに「読点」がないといかに読みづらいかを実感しました。  では、どうすれば音読してみてつっかえにくい文章になるのか。  今回は「読点」のルールを再

      • 「知らんけど」について考えてみた

         「〇〇だよね。知らんけど」  と、数年前に上司から言われて無責任だぁとイラっときた覚えがある。  それが、今では流行語大賞のノミネート語になるまで日常生活の様々な場面で使われるようになった。実際に私もたまに使うことがある。  「知らんけど」は関西弁の表現方法で、自分の発言したことに確証が持てない会話の結びに使われている。ひととおり自分の話をしてから、自分の意見に確信が持てないときや、個人によって意見が分かれる内容について「自分はこう思うけど責任は持てないよ」と断言を避

        • 「丁寧な説明」について考えてみた

           毎年この時期になると「新語・流行語大賞」ノミネート語が発表される。  それを見ていて「あー、知ってる」というのもあるし、逆に「なんじゃ、この言葉は?」と思うものもあって納得感と違和感両方の感想を持つ。  特にこの数年は「この言葉って流行っているの?」と疑問に思うノミネート語も多かった。しかし、今年に関しては「あったあった」と思えるような言葉がいくつかあったので私なりに考察することに。  で「丁寧な説明」である。    私が思う「丁寧な説明」とは  「かゆいところにまで手が

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          「いや」について考えてみた

           「何でお前は否定から入るんだよ」  以前いた職場で上司からよく言われていた言葉である。  「???」  私には身に覚えのない話なのだが、話の途中でふと気付いた。  どうやら、上司との会話の中で「いや」で話し始めていることを不快に 思っていたらしい。  私も茨城県出身なので会話の中で「いや、ホントそうですよねえ」とか 「いやぁ、どうなんですかねぇ」みたいな使い方をすることが多い。特に 否定でも何でもなく、感情を込めているだけなんだけどなぁと思ってその 上司に対して「わか

          「いや」について考えてみた

          一週間口を聞かなかった話

           10年近く前の話である。  パートさんと一週間ほど口を聞かなかったという経験をした。  私がその職場に入社した時からマンツーマンに近い状態で常に接していて、ある程度意思疎通ができていると勝手に思い込んでいた。  しかし、ある日の業務中。  彼女が前触れもなく突然口を聞かなくなった。  えっ???  と思ったのだが、理由を聞こうとしても話をしてくれなかったので私からは話しかけなくなった。  そして、業務的な連絡も口頭ではなく「筆談」で済ますという状態が数日続くことにな

          一週間口を聞かなかった話

          裸足で砂浜を歩いてみた

           裸足で地面を歩いたのはいつ以来のことだろう…。  子供の頃は芝生の上で裸足で歩いていたなぁ。  でも、今はなかなかそれができてなかった。  そんな中、ある方に誘われて鵠沼海岸で砂浜を素足で歩くことに。  午前中は雨が降っていたのだが、午後になって晴れてきて素足で歩くにはちょうど良いコンディション。  後は素足で波打ち際を歩くだけ。  30分ほど波打ち際を歩く。  夏の海とはまた違ってそれほど混雑もなく、自分のペースで歩く。  途中から運動不足による筋肉の張りも感じなが

          裸足で砂浜を歩いてみた

          パラグラフライティングを使う

           最近、論文試験答案の添削をしようと思ってにネットで調べていた時に「パラグラフライティング」というキーワードが出てきたのでちょっとだけ調べてみました。  試験やレポートなどで「論文」を書く場合、実際に読む人(採点する人など)が何を書いているか理解してもらうことが肝となります。  どんなに長文で書かれていても、回りくどい表現や難解な文章になってしまうと結局「何を言いたいのかわからない」ということが起こります。そうならないためにも「パラグラフライティング」を活用して読む人が

          パラグラフライティングを使う

          「文章を書く」こととの出会い

          「書き出しを会話にすると臨場感のある文章が書けるよ」  小学校5年生の秋、宿泊学習のオリエンテーリングで起こったことを書いていた私に添削してくれた担任の先生。それまでの私の文章は「前日の雨から一変して今日は快晴で…」といった時系列で書いていた。  最初の段落はほとんどなくなって、先生が指摘したその通りに直して出した文章が近隣小中学校の生徒が書いた文章を集めた文集で小学校を代表して掲載されたのだった。 「宿泊学習の作文で優秀な作品はラジオで読まれるかもしれない」  とい

          「文章を書く」こととの出会い

          劇薬は繰り返し使うと消化不良に⁉

          接続詞は文と文を「繋ぐ」語句であり、読み手に伝わりやすい文章を書くために必要不可欠なものです。 接続詞を使うことで文と文の関係が明確になり、読み手に自分の主張が伝わりやすくなり、また、自分自身の主張も明確になります。 接続詞には大きく「順接」「逆接」「付加」「説明」「対比」「転換」という6種類に分かれます。 特に「逆接」の接続詞は前の内容を「打ち消す」強い接続詞であり、文章の内容を「劇的」に変化させることができる便利な言葉でもあります。 その「劇薬」を短い文章の中で繰

          劇薬は繰り返し使うと消化不良に⁉

          「報連相」についてのあれこれ

          4月に入り、新入社員が職場に入ってくる季節になりました。 新入社員教育で「報連相(ほうれん草)」という言葉が出てくると思います。今回は「報連相」について取り上げてみたいと思います。 「報連相」とは「報告・連絡・相談」の頭文字を合わせたものです。そして、ビジネスにおいてコミュニケーションの基本でもあります。 そんな私も25年以上昔の新入社員教育でこの言葉を学びました。 かつてその時のテキストを本棚から引っ張り出して改めて読んでみると 上司に対して「報告・連絡・相談」を行う

          「報連相」についてのあれこれ

          「たり」は2度付けで⁉

          最近、文章を見たり聞いたりする中で「たり」が1回しか使われていない場面があり、個人的には「あれ?」と違和感を感じることがあります。 その「違和感」とは何か。について考察してみました。 「たり」という言葉は基本的には「並列」を表す言葉で、「〇〇したり〇〇したりする」と使うのが一般的な使い方となります。実際私が小学生の時に「たり」は2回以上使いましょう。と習ってきました。 しかし、実際には添削指導する生徒さんからの文章においても見かけることがあります。その際には「並列」の内

          「たり」は2度付けで⁉

          わかりやすい文章を書く基本【後編】

          前回は「分かりやすい文章を書く基本」ということで5項目について取り上げてきました。今回は後半の5項目について取り上げていきます。 6.同じ概念は同じ語で表し続ける 7.「と思う」「と感じる」「と考える」はなるべく使わない  「と思う」「と感じる」「と考える」という表現は、使い勝手が良い言葉で、いかにも纏まった文章を書いたような気分になります。実際に私もこれらの言葉を頻繁に使用していました。  しかし、レポートや論文においては思った「内容」を書くのが重要であり、書いた人がそ

          わかりやすい文章を書く基本【後編】

          わかりやすい文章を書く基本【前編】

          前回「わかりやすい文章はすらすら読める」という説明をしました。構成を考えて文章を書いていく上で基本となる考え方を押さえていきましょう。 1.一文はできるだけ短く、一文一義で   文章がわかりづらくなる理由の一つに「文章が長い」ことが挙げ  られます。   できるだけ一つの文章に複数の事柄を入れて伝えようとすると文章が  長くなってしまい、結果的に何を伝えたいのかわからなくなります。   できるだけ80字以内にまとていくことを心掛けていきましょう。   また「一文一義」にして

          わかりやすい文章を書く基本【前編】

          文章を提出する前に必要なこと

          プロットを作成し、文章もきっちりと書くことができて「さぁ、これで提出できるぞ」という喜びですぐに提出をしてしまうことはありませんか。 会場での試験のように制限時間が限られている場合は終了ギリギリに文章を書き上げれると見直す時間はあまり取れないかもしれません。 しかし、レポート等のようにある程度提出期限が決まっている内容については、できれば提出日よりも2日以上前に書き上げて、できれば一晩「寝かせた」後で自分の書いた文章に目を通して「見直し」をすることをお勧めします。「見直し

          文章を提出する前に必要なこと

          わかりやすい文章構成についてのまとめ

          文章を書く「プロット」を作成し「さて、これから文章を書いていこう」と思って書き始めます。書いている時は「良い文章が書けた」と思って自己満足に浸っていますが、後で読み返していると「あれ?訳わからない文章になっている」と思ったことがあるかと思います。読みやすい文章を書いていくにあたっていくつかの「テクニック」が存在します。今回は様々な「テクニック」について紹介していきたいと思います。 まず最初は一度は聞いたことがあるであろう「起承転結」です。 「起承転結」とは、文章の校正を「

          わかりやすい文章構成についてのまとめ