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わかりやすい文章構成についてのまとめ

文章を書く「プロット」を作成し「さて、これから文章を書いていこう」と思って書き始めます。書いている時は「良い文章が書けた」と思って自己満足に浸っていますが、後で読み返していると「あれ?訳わからない文章になっている」と思ったことがあるかと思います。読みやすい文章を書いていくにあたっていくつかの「テクニック」が存在します。今回は様々な「テクニック」について紹介していきたいと思います。

まず最初は一度は聞いたことがあるであろう「起承転結」です。

「起承転結」とは、文章の校正を「起」「承」「転」「結」4つのパートに分けて順序立てて構成していくことで少ない文章数で相手に効果的に伝えるテクニックとして小学校の授業で学びます。元々は「漢詩」の「絶句」が始まりとされています。

次に「起承転結」と概ね同じ内容になるものの、「承」「転」「結」を2つのパートに分けてスピード感を出そうとするテクニックとして「序破急」があります。これは、日本伝統芸能「能」の基本理念であり「雅楽」や「浄瑠璃」等で楽曲を構成する際に使用される方法です。

「作文」や「小説」を書いていくにはこれらの「テクニック」を使って最後まで「読ませる」文章になっていきます。

しかし、受験小論文や論文、ビジネス文書においては「読む相手に自分の主張をいかに的確に伝えるか」が求められるため「起承転結」で文章を書いていくと途中で詰まってしまうことが出てきます。実際に私も途中で内容が詰まって書き直しを迫られて青ざめた経験があります。

そうならないためにも「起承転結」の構成で「結論」から書いていくという方法もあります。また、「結起転承」や「起結承結」という構成を組み替えるという方法も使えそうです。


「起承転結」だと書きづらいということであれば、「結論」から文章を書いていく効果的な方法として、後の文章で「補足」をしていく「PREP法」「SDS法」という「テクニック」があります。

また、文章添削士協会では次の構成で書いていくことを推奨しています。

1.「引用」「判断」「根拠」「提案」
2.「応答」「根拠」「提案・豊富」
3.「報告」「分析」「提案」

わかりやすい文章にしていくために「書く目的」を明確にした上で自分自身に合った方法を選択することで、相手に伝わりやすくまとまりの良い文章を書いていくように心掛けていきたいものです。

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