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コミュニティマネージャーのキャリアアップ

 コミュニティマネージャーという仕事は俄に日本で増えてきました。アメリカでもコミュニティマネージャーという役職はかなりぼやっとした定義で、サービスのユーザーコミュニティを構築する役職だったり、ワークスペースの店長だったりします。今回はコミュニティマネージャーについて記述します。

vol.1はこちら”米国フレキシブルオフィス探訪 売上向上!ビジネスとしてのコミュニティ”
https://note.com/chinmu_/n/nc31f0bc80bd7

少なくともコミュニティマネージャーはアルバイトでは務まらない

 日本だとコミュニティマネージャーとしてアルバイトを採用…という投稿を目にしますが、現地では拠点の責任者なことが多いようです。私としてはこのあたりはある程度合わせたほうがいいなと思っております。国内のコミュニティマネージャーという役職の上振れ下振れが激しいと感じております。"いい感じに顧客対応してくれる人"をコミュニティマネージャーとは呼ばないのでは、と考えています。

コミュニティマネージャーの仕事は"店長"のイメージ

 数値管理や現場で発生する事件や事故の対応など、これは店長のイメージで良いと思います。下記のnoteに書いてあることと加えてマニュアルの作成、新規会員のオンボーディング、現場スタッフの教育などがメインの仕事になります。これは目新しいことは多くないですね。

アメリカでも属人化しているスペースはある

 日本ではコミュニティマネージャーの属人化が課題となっているスペースがあったりしますが、アメリカにも数件ありました。"あぁ、このスペースはこの人がいないと成り立たないな"というスペースがあるわけです。ただ、ユニークだったのはこれまでシェアオフィスをやっていたスペースがもっとコミュニティを強化したいと考えていいコミュニティマネージャーを抱えているスペースを会社ごと買っていたところですね。さすがアメリカ。ダイナミック。

コミュニティマネージャーのキャリアアップは"External Community Manager化"か転職にあり

 コミュニティマネージャーのキャリアアップについては現地でも悩まれていました。基本的には下記3つです。

・スペース運営の大部分を担ってスペースにおいて必要不可欠なスタッフになり個別に給与交渉をする
・外部ネットワークの構築まで業務として取り込む(External Community Manager化)
・より大きなコミュニティを運営する会社に転職する

 この中で3つ目はアメリカっぽい感じですが、ちょうどインタビューをしていたコミュニティマネージャーが3つ目の選択肢を取っていました。アメリカでもコミュニティマネジメント経験のある人はまだそれほど市場に流れていないようで(weworkの大規模レイオフで供給が出てきた様子)、こういった人材は珍重されております。日本ではまだ"顧客コミュニケーションをいい感じにやってくれる人"という意味合いで業務委託で外注するケースを散見しますがもう少しコミュニティマネージャーの実績が積まれてくると世の中全体のコミュニティのレベルが上がってくるのでちゃんとお金をかけないと採用できなくなるのではと考えています。

ということで今回は短めですがアメリカにおけるコミュニティマネージャーのお話でした。まだまだアメリカでも目新しい職業ですが、日本の数年後がある感覚がしました。ということで最後まで読んでいただきありがとうございました!



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