「欲しいものリスト」より3倍早くて楽しい「好きなものリスト」で叶える
最近よく「ウィッシュリスト」「欲しいものリスト」というのを見かけますよね。
手帳に最初からウィッシュリストのページがついていることも増えました。
何年か前に「〇〇までにしたい〇のこと」という言い回しが流行ってから、自分の願望をリスト化するのが一般化した印象がありますね。
私も昔からこういうリストを作っていて、時々読み返したり書き加えたりするのを楽しんでるうちに「いつの間にか叶ってる!」と思ったことが沢山あります。
そして、リストを色々試行錯誤しながら書いているうちに「叶うのが早くて、書くのも読むのも楽しいリスト」の書き方を見つけました。
それは、「ウィッシュ」でも「欲しいもの」でもなく「好きなものリスト」です。
今まで「願い事」が叶わなかった理由
人は「願い事」を書くと、同時に「今は無い」という想いも持ちます。
例えば、「恋人と幸せに過ごしたい!」と強く願ってるとき、心に強くあるのは「今の自分にはそれが無い」ということですよね。
今は無いから、欲しい!と思う。
物凄く欲しいのに、無いから、願う。
「無い」が現実で、真実だと、強く強く意識しています。
実はこれって、神様に向かって「私は恋人と幸せに過ごしません!」と叫んでいるのと同じ状態なんです。
神様は、人間が決めた細かい文法とかは関係なく「強く思ってる事」と同じものをストレートに与えてくれます。
つまり、「恋人と幸せに過ごしてないのが真実のあなたね。OK!」と、その状態をキープしてくれるし、それを実感させてくれるわけ。
人の心は、白を意識すると反対の黒も同じくらい強く意識するようにできているんですって。
光が強いほど、影が強くなる。
この性質こそが「願い事」を叶えにくくするボトルネックだと思います。
いくらポジティブに願ったつもりでも、強く願うとほど心の奥で「手に入らなかったらどうしよう」「なぜ自分には無いんだ」というネガティブな気持ちや、失ったときの気持ち、恐れや悔しさや羨ましさを感じてしまう。
すると、欲しい状態じゃなくて「無い」という状態を叶えてしまう。
これと同じことが、「欲しいものリスト」でも起こりやすいのです。
ですから私は「欲しい」ではなく「好き」を採用しました。
「好きなものリスト」はなぜ叶うのか
”もう持っているもの”は、欲しがる必要がありませんよね。
なぜ欲しがるかって、”持ちたいのに持ってないから”です。
ということはつまり「欲しいものリスト」というのは、実は「今は持っていないものリスト」でもあるということです。
「欲しいものリスト=持ってないものリスト」を書き続けたり読み返したりすると「欲しいのに、手に入らないな」「まだ持てない」と確認する作業にもなりかねません。
ですが「好きなもの」のリストだと、持ってる持ってないに焦点が合いにくいのです。
ただ「これ好き」と思って書くだけ、「好きだな」と思って読むだけのシンプルなリストが出来ます。
すると、神様は強く感じているものをそのまま叶えてくれるので、「好きなもの」の盛り合わせが勝手にどんどん届けられるようになるわけですね。
神様に自分の好きな食材を伝えておけば、その時々の最高のものを取り合わせて出してくれるんです。
「神様のきまぐれ盛り合わせプレート」みたいなことですね。
「好きなものリスト」の書き方
書き方は、シンプルにただ「好きなもの」をどんどん書いていくだけです。
先ほどの例で言うなら「恋人と幸せに過ごしたい」という願いではなく、恋人と幸せに過ごすことが好き」とする。
もっと具体的に「好きな人と〇〇に行くこと」「恋人に〇〇すること」など、好きな行動、シチュエーション、気持ちをどんどん書きましょう。
「これが好き」「これを選びます」みたいな気持ちで、楽しみながらカタログにチェックマークを付けるように書いていくのがベスト。
シンプルに「これが良い」を感じることで、それを手に入れやすくなるんですよね。
「好きなものリスト」だから、好きな色や、食べ物や、言葉、場所、人、なんでも書いていきます。
周りの人やSNSや映画や本を見て「いいな」と思ったものをすぐに何でもどんどん書いてください。
楽しむことと、気分をよくすることが一番大切です。
ネガティブな思い込みが消える
人が持っているものを見て「羨ましい」「なんであの人は持ってて自分は無いの」「悔しい」「憎い」と思うこともありますよね。
フラれた直後に「結婚しました!」なんて報告を聞くと「なんであの人は結婚できて自分は」となったり、お金持ちが豪遊してたら「自慢だ」「悪いことして稼いだんだ。いつか失敗するだろう」と思ったり。
そう思うのは、「あの人にはあって、私には無い」と信じてるからです。
海岸で、隣の人が石を拾っても「羨ましい、憎い」と思うことは少ないですよね。
自分で石を拾える人なら、「自分にもすぐにできる」と思いますもんね。
それを羨ましがるのはきっと「自分には(何らかの理由で)石が拾えない」と強く信じてる人です。
「自分も同じものを持てる」なら、悔しくないし、羨ましくもないし、捨てセリフも吐かないんです。
この「私は”無い”方の人間だ」という感覚を捨てることが、願望実現にはとても大切です。
他人が手にした”良いもの”を「自分に持てるかどうか」という視点ではなく、「それ好き!」と素直に思って、すぐに自分の持ち物(スマホ・ノート)に書く、というのを続けていると、「自分に持てるかどうか」という視点が外れます。
それによって、欲しいものへのブロックが外れ、自分にもそれと同じようなものが与えられるんです。
「好きなものリスト」書き方まとめ
好きなものリストですから、ストレートに「好きなもの」をどんどん書きましょう。
色、匂い、食べ物、気持ち、人、場所、行為、何でもです。
持ち歩けるサイズのお気に入りのノートを用意して、いつでも書き足せるようにするか、スマホに専用メモを作るのがおススメ。
いつでも取り出して、何度も読み返してください。
好きなシールやマステでデコったりしてもいいですね。
書き方のポイントは以下の通り
1・”ネガティブなことを否定する”という書き方は厳禁
例えば「孤独じゃないこと」「失敗しないこと」と言う書き方は「自分は孤独です」「自分はいつも失敗します」という思いを強めて、それを無意識に叶えてしまします。
「みんなと楽しくお喋りする時間」「友達と遊びに行くこと」「スキルアップすること」「褒められること」「成功体験」という書き方がベストです。
他人の意見や世間で言われてる「良いこと」や「成功」を「好き」と履き違えない
結婚した方が良いとか、就職した方が良いとか、お金をたくさん稼ぐのが良いとか、有名になるのが良いとか、外見はこうなってた方が良いとか、色んな「これで一人前」「これをしたら褒められる」「成功例」なんてのがありますが、それは「=自分の願い」ではないことも多いはず。
「本当に自分がそうありたいのか」をよく考えましょう。
あなたは、あなたの本当の望みとは違う”世間や親の言う成功例”をやらなくていいんです。
世間体のいい人生を生きなくてもいいんです。
むしろ、それをやると一生「なんか満たされない」が続くことになります。
他人が、親が、友達がなんて言うかな…という考えは捨てましょう。
自分は何が好きで、どういう状態が気持ちよくて、何をしてると楽しいのかを知るためにも、「好きなものリスト」を書いていくことは役立ちます。
しばらく素直に好きなものを書いていくうちに「そうか、これが好きだった」と気付けることも多いはず。
そのためにも「好きなものリスト」を書き始めてみませんか?
2~3か月ごとに、また1から書き始める
リストを読み返すだけでもいいんですが、できれば定期的に最初から書き直すことをおススメします。
気が向いたときに新しいページを開いて、最初に日付を書いて、前のリストを見返さずに思いつく好きなものをどんどん書いていくだけです。
読みかえすだけだと見慣れてきて、サラッと読み飛ばしてしまう項目も増えてきます。
新たに最初から思いついた順に好きなものを書き足していくと、また一つ一つをちゃんと思い出せて、好きな気持ちを新鮮に味わえます。
それに、定期的に書き換えると、前に書いたリストと読み比べたときに前と変わってきたところが見つかり、そこから何か気づいたりすることもあります。
好きなことを思い出して書いていく作業は楽しいものですから、気が向いた時に何度でも書いて、何度でも読み返してください。
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