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中国在住オッサン マガジン

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中国在住のオッサン達のマガジンです。
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#オッサン

オンラインを剥奪された中国の電子煙草売人は何処へ向かったのか。 Vol.2

 今年も残りあと2日。  今回も引き続き中国の電子タバコ売人達が何処に向かって行ったのかについて書いていきたい。 2021年の年末だというのにオッサンマガジンを一生懸命更新して、私は一体何をやっているのだろうか、そんな感もあるがとにかく書いていきたいと思う。   コロナ禍に中国のマーケティング手法は网红(インフルエンサー)を使ったオンラインでの販促に急激にシフトしていったわけだが、これは電子タバコ業界でも同じである。 だが残念なことに抖音などの一部プラットフォームでは「電子

オンラインを剥奪された中国の電子煙草売人は何処へ向かったのか。 Vol.1

中国在住オッサンマガジンを放置して久しい。 中国在住のオッサンを集めてオッサンマガジンやろうぜと言っておきながら言い出しっぺの私も「ああ、そんなものもありましたね」というくらいに放置していた。 うっかりしていたと思う。 今に始まったことではないが、私は本当にうっかりさんだ。 ここら辺で中国在住オッサンの底力を見せる意味でも、今回は有料級の情報を皆さんにお届けしたい。 お届けしたりしなかったりしたい。 今回は有益過ぎて読者がオシッコちびったりちびらなかったりするくらいの情報をお

中国の白酒は中華系マイナー飲料で割って飲むと美味い説

中国在住のリーマンが最初にぶつかる壁が接待で注ぎ交わされる白酒である。中国語の「干杯」は日本語の「乾杯」とは違って全部飲み干すという意味ですよと言われながらイッキをし続け、気づけばトイレで嘔吐する生まれたての仔馬のようになって歩くこともままならなくなったという経験は誰もが持っていると思う。 中国での一種の通過儀礼のようなもので、これを何回かやると白酒のイッキはなるべく飲まないように気をつけるようになり、辛い思い出と共に白酒独特の匂いと焼けるような喉越しが脳裏に刻みつけられてし

『青島ビールっぽいビール』と青島ビールを飲み比べる。

 夏だからビールでも買うかと思ってスマホで見ていたら、偶然『青島ビールっぽいビール』を見つけた。   デザインをかなり寄せてきているので、パッと見で青島ビールかなと錯覚したが、よく見ると青邑ビールだった。 そういえば最近は中国でも偽物の食料品あまり見かけなくなったよなぁと感慨深くなり、青邑ビールを買った。 青邑ビールは500ml×5缶で9.9元だった。 1缶2元以下。 ミネラルウォーターより安い。 せっかくなので、青島ビールと青邑ビールを並べてみた。 向かって左が偽物の

日本Amazonで怪レい日本語本が生まれていることに気付く。

 中国に住んでいると日本の書籍はもっぱら電子書籍に頼るしかなくなってしまうため、私は大体Amazonの電子書籍で本を読んでいるのだが、今朝Kindle向けの本を物色していたら、下の本を見つけた。 怪レい「ラーメン」の綴り。 しかも料理本なのに、有名店『一蘭』のラーメン画像を表紙に大きく掲載してしまっている。 私でもサクッと作れそうな安易な表紙のデザインに引かれ、早速読んでみた。 初っ端からラーメンを「Rのアーメン」と誤植してしまうという痛恨のミス。 一文目からグイグイ来や

石井に行ってきた。

先日、石井に行ってきた。 石井といえば、日本の石井さん発祥の地だと私が勝手に思っている広州の地域である。 地下鉄8号線で行けるので、広州の近辺の人はぜひ行ってみて欲しいと思う。 特に石井姓の人にはぜひ行ってみて欲しい、石井に。 石井なのだから。 私が何故石井に行ってみようと思ったのかと言うと、下のような小红书の動画をみたからだった。 ヨーロッパ、韓国、日本のアパレル工場流出品が石井の锦东市場に集まっているということだった。 何故工場流出品が石井に集まるのか。石井に集まるの

味塩コショウが無いなら作れば良いじゃない?

 世界がグレートリセットをされると言われている昨今、皆様お元気でお過ごしでしょうか?ツライこともあるけれど、私は元気です。  先日YouTuberの独学ラーメン店長さんの動画を見ていたら下のような動画を発見しました。 独学ラーメン店長さんが炒飯の素を紹介するというもので、中国在住で炒飯を最低でも週に1回は食べる生活を送っているため、これは私の人生のターニングポイントとも言える動画だということが、直感で分かりました。 レシピはこうでした。 <炒飯の素> 味の素  50g

『拜居奇味面』に行く。(シリーズ『2021年成都麺館50家探訪③』)

 勝手に私が成都50強の麺館に行くシリーズ『2021年成都麺館50家探訪』3回目。 麺館の背景等はろくに調べもせずにただ食って適当に書くだけという本当のフリースタイルです。 無料だから勘弁してください。 でもお前のことは死んでも俺が守るから。 本日は『拜居奇味面』に行くことにしました。 拜居奇味面に到着。 昼時なのもあり、店内外は既に多くの入店待ちのお客さんでごった返しています。 というか、むしろ外で食っています。 半分以上のお客さんが店外で食っています。 プラ椅子を机

『眼镜面』に行く。(シリーズ『2021年成都麺館50家探訪②』)

成都麺館50家探訪の2回目は『眼镜面』に行くことにしました。 眼鏡面という店名からして、きっとメガネがいるに違いない。 そう強く確信してネーミングだけで店を決めました。 スネ夫のママタイプの眼鏡なのか、それとも碇ゲンドウタイプの眼鏡なのか、とにかく「眼鏡面」というからには眼鏡と麺のコラボレーションが楽しめるに違いない。 そう思いました。 眼鏡面に到着メガネ。 看板にもメガネが入っているくらいメガネ度数が高い。 これで店員が全員裸眼で2.00くらいあったら詐欺だと思う。

『金玉轩』に行く。(シリーズ『2021年成都麺館50家探訪①』)

 せっかく成都にいるのだから、何か美味いローカル飯でも食いたいものだと思っていたら、ひょんなことから2020年成都麺館50家という麺屋ランキングを見つけました。 いいぞ、いいぞ、このランキング入りしている店に行けば美味しい四川麺を食べられるじゃないか。 そう思いました。 サッと麺館50店の位置と名前に目を通し、パッと目についた『金玉轩』に行くことにしました。 今日は天気も良いし金玉日和だ。 成都麺館50家に選出された『金玉轩』は成都市の金牛区にあります。 金牛の金玉です。

鎮の床屋でモテ男カットに挑戦してみる。

 中国在住の苦労の一つとして、床屋で自分の理想の髪型にカットできないという苦労があります。  私は16年間中国で生活をしていますが、過去に上手いと聞いた床屋に行ってみたり、高級で腕が良いと言われる床屋に行ってみたりして色々と試行錯誤した結果、面倒クセェからもう髪型は無難な形になればどうでも良いわ、という感じで大分昔に諦めの境地に達しており、最近は多少奇妙な髪型に仕上がっていても「ハオ!」と笑顔で床屋の店員に笑いかけれるくらいのメンタルになっています。  というわけで、今回は

中国の田舎で逼塞する小オッサンが、すべての大オッサンに言いたいこと

牛乳屋さんのnoteにまたもや引用していただきました。しかも「尊師」との敬称付きです。タオバオで紫色の服(クルタというらしい)を買ってこようと思います。謝意を評します。 引用していただいたのは、僕が過去に書いたnoteより、中国における日本人社会を描写した部分です。 日本では絶滅しつつあるはずのパワハラコンプラ無視オヤジが、博物館のような綺麗な保存状態で残されているのが海外の日本人社会だったりするのだ。 このnoteの主人公は架空の人物ですが、この描写自体は紛れもなく僕

麻辣火锅の素をカレーに入れたら旨い激辛カレーになるんじゃない?を検証してみる。

中国では11/11は双11といい、要は各ショップが激安セールをして、消費者がここぞとばかりに買いまくるというお祭りイベントがありました。私もそれに踊らされてハウス『ガオウカレー』のルーを10箱買いました。 こうして私の中国におけるカレー生活はスタートしました。 今日は前々からぼんやり考えていたりいなかったりした「麻辣火锅の素をカレーに入れたら旨い激辛カレーになるのではないか」という考察を検証していきたいと思います。 先ず私の「辛さ耐性」について記しておきたいのですが、私

国慶節連休にまだ工業区に居るから工業珈琲に行ってお洒落さんと繋がりたい。

10/3にまだ私は东莞の郊外にいます。 国慶節連休だから成都に行って嫁と子供の顔でも見て来ようかなぁなんて思っていたら、昨日義母のWe Chatのモーメントで私以外の家族が既に旅行に出掛けているということを知りました。 家族旅行(私以外)です。 何故私は国慶節連休なのに工業区にいるのか。工場も稼働していないというのに。家族って何だろう。 そんな葛藤を胸に抱えながら工業珈琲(喫茶店)に向かいました。 工業珈琲は石碣镇にあります。 石碣镇は私の自宅のある石龍鎮の隣の鎮です。