一事が万事、人となり、一段抜かしはできない
これは、＃千夏NLP でよく言うことです。日々の、ちょっとしたことの選択、そして行動、ほんの小さなことにも、その人の＜人となり＞は出てしまうものだ、ということ。その＜人となり＞を、完璧に隠すことはできない、ということ。
そして、＃千夏NLP のマスターレベルで学ぶ、バリューレベル。これは、その人が大切に思っていることや、その人の物事の捉え方、視点などによって、持っている世界観や見えている（気付くこと）がまるで違うというもの。そして、そのバリューレベルにも＜人となり＞がそのままあらわれる、というものです。そして、バリューレベルのことを、＃千夏NLP では、現在地や身の丈と呼んだりもします。
私の大師匠の、Dr. アドリアーナ・ジェームズは、Life is all about awareness,
と言います。ようは、いかに意識（自覚）して気付く（認識する）ことができるか？ということですね。
＜一事が万事＞も、意識して気付くことができていない状態がたくさんあることで、雑になる。つまり、日頃からそれが出来ていない、ということにもなるのだと思います。＜人となり＞も、いつも自分のことや自分の利益ばかりを考えているため、周囲の人がどんな状況か？も、言われるまで気付くことができない。＜一段抜かしはできない＞ということも、自分の現在地や自分の身の丈を自覚・認識することなく、自分の歩幅以上の段を上がることはできない。
これら、すべて、自分自身に対する＜自覚・認識＞が、いかに日頃からできているか？ということですね。＃千夏NLP のバリューレベルの講義の中でも説明するのですが、自分がその渦中にいるときには、その自分が当たり前すぎて、知覚することすらできない。つまり、＜そんな自分＞に気付くことができない。自分が実際に経験し、人として成長し、そこを通り過ぎた時に初めて、ようやく＜当時の本当の自分の姿＞が浮き彫りになる、ということです。
終わりのない、魂の成長の過程。自分は、その渦中にいる時には、常にそのレベルでは裸の王様でいるものなのだと思います。下を見てもキリがない。でも、上を見てもキリがない。だから、＜本当の自分＞を自覚認識して、真摯に誠実に毎日生きていくことが、何よりの成長と喜びにつながると、私は思うのです。そして＜今日の常識＞が、明日には＜非常識＞にひっくり返る可能性もある、ということ。だから、謙虚である姿勢が＜人として＞大切だと、私は思うのです。
もし今自分が何かにとても困っているとしたら、＜今の自分のまま＞で、いったい何人の人が本気で自分のことを助けてくれるでしょうか？そんな人が、自分には何人いますか？自分が調子が良い時には、それは見えにくく、わかりません。自分が本当に困っているときに、これまでどんな生き方をしてきたか？これまで、自分がどのように周囲の人に接してきたか？その人の＜人となり＞が、ハッキリと見えるのだと思います。どなたかの参考になれば、幸いです。
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