見出し画像

風穴を開けて、深呼吸。

凝り固まっている考え、習慣、生活に気づいて、自ら風穴を開けること。
そこから流れ込んでくる風がものすごく強くて心地よいのだ。

風穴って必要だなあと思い、忘れないようにnoteに書き留める。
ふと、文章が書きたくなったというのもある。

「風穴を開ける」という言葉は、先週とある宿オーナーにお会いして聞いた言葉。一棟貸しの宿では普通ありえないことを成し遂げた、奇跡が詰まった宿だ。ファイブスターでも提携が取れない、一級品のアメニティを置いたり、アーティストに依頼をして、その宿のためだけに大きな美術作品を制作してもらったり。
その原動力が、「町家だからできないというのをなくしたい。その常識に風穴を開けて、町家全体のレベルを上げていきたい」という想いだった。

心打たれた。最高を目指して自分が第一人者になるんだという、苦労をいとわない方だった。こんな社会人になりたいと思った。

-

緊急事態宣言が続いて、家にずっといることが多い。本当に自己管理能力が問われる日々だ。

私自身、ファシリテーションを学んでイベント企画を何十回とやってきたので、必要なことを考えるための問いかけ、環境、プロセスに意識を向けることは多いほうだと思う。あとは、時間を区切って作業をしたり、家で過ごすのが心地よくなるようにそうじを徹底したり、豆をひくところからコーヒーを淹れてみたりして、楽しいお家時間を過ごしている。

それでもやっぱり、同じ環境で物理的に一人でいるのには限界がある。自分の頭も周りとの関係性も、停滞する感じがある。

私はたくさんの素敵な場所や人に出会ったから京都が好きになったんだった。人と話すことでアイディアもわいてくるし、あの人に話してみよう、相談もしてみようとも思える。

-

今日はけっこうな雨だったけれども、コワーキングスペースに来て、目に留まった本をパラパラとめくって、スタッフさんとおしゃべりして、集中して作業して、思い立ってこのnoteを書いているこの経験すべてが最高だと思った。

目の前の窓を見やると、歩く人々はもう傘をさしていない。雨が止んだようだ。
ようし、夕方からももうひと頑張り。終わったら、哲学の道にホタルを見に行こう。

この記事が参加している募集

雨の日をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?