つきあかりちなの

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すーあくえすと♯5.5

第5.5章 しおかぜ賭博場での激闘 しおかぜ街の賭博場でのオープンイベント、麻雀大会にエントリーしたスーア、しう、さんたろの3人は、「カレー求道者」というチーム名で挑むこととなった。大会は3人1チームの団体戦形式で、先鋒、中堅、大将の順で対局し、持ち点が引き継がれる特別ルールが採用された。 チーム紹介 カレー求道者 先鋒:しう 中堅:さんたろ 大将:スーア トバシ隊 先鋒:ちなの 中堅:りげ 大将:アスタル・テア 森の守護者 先鋒:しらたま 中堅:れ

    • すーあくえすと♯5

      第五章 秘伝の福神漬け しおかぜ街に帰還したスーアとしうは、早速かくちゅに網戸を届けるため賭博場の建設現場へ向かった。そこでは、賭博場の完成が目前に迫っている様子が伺えた。 「かくちゅさん、ただいま!」 スーアが元気よく声をかけると、かくちゅが笑顔で迎えた。 「待ってたわ、スーア!これで網戸も完璧に取り付けられるわね!」 かくちゅが感謝の意を表した。 「こちらこそ、神秘の水の情報を教えてくれてありがとう。」 スーアが礼を述べた。 「賭博場ももうすぐ完成よ。もう少

      • すーあくえすと♯4

        第4章 神秘の水 スーアとしうは金色の玉ねぎを手に入れ、次なる素材を求めて旅を続けている。 2人は賭博場で出会ったディーラーのそるちさんとパライヤさんから情報を得ていた。 「清く澄んだ究極の水を探しているなら、かくちゅさんを訪ねるといいわ。」 そるちさんが教えてくれた。 「彼女は賭博場の総支配人で、今は新たな賭博場を建設しているわ。しおかぜ街に滞在しているはずよ。」 パライヤさんが付け加える。 次の目的地はしおかぜ街。ここで彼らはカレーに必要な清く澄んだ究極の水を探すこ

        • すーあくえすと♯3

          第3章 - 金色の玉ねぎ スーアはいせとばから別れ際に金色の玉ねぎの情報を得ていた。 「スーア、究極のカレーのレシピに金色の玉ねぎって書かれていたわよね。私心当たりがあって……この国のはずれに″遊び人の街″っていう所があるのだけれどそこの賭博場に光輝く賞品があると噂を聞いたことがあるわ。もしかしたら……!」 そしてスーアは次の目的地である″遊び人の街″へと向かった。遊び人の街は、ギャンブルに魅せられた者たちが集う場所で、昼夜を問わず賑やかな街並みが広がっている。 スー

        すーあくえすと♯5.5

          すーあくえすと♯2

          第2章 - スパイス マージャン国に足を踏み入れたスーアは、国王のいせとばと共に、究極のカレーを作るための冒険を続けていた。 「まずカレーで最初に必要なのはスパイスよね!」 いせとばからスーアに与えられた案内を基に、まずは市場を巡ってスパイスの調達を試みた。多くの露店が立ち並ぶ中、スーアは様々なスパイスを手に取り、匂いをかいではその特性を覚えていった。しかし、究極のカレーを作るには、通常のものではなく、特別なスパイスが必要だと感じていた。 「いせとばさん、これではまだ

          すーあくえすと♯2

          すーあくえすと♯1

          第1章 - 旅立ちの朝 村の朝は穏やかで、太陽が徐々に顔を覗かせるころ、スーア・ローズの家からはスパイスの香りが漂っていた。カレーを愛してやまない彼女は、毎朝早く起きてカレーを作るのが日課だった。今日もまた、スパイスの調合を完璧に仕上げるために、香りを確かめながら鍋をかき混ぜていた。 スーアの夢は、究極のカレーを作り、世界中の人々に幸せを届けることだった。彼女のキッチンには、カレーのレシピ本やスパイスの瓶がずらりと並んでおり、その情熱は誰もが認めるところだった。村人たちは

          すーあくえすと♯1