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スリランカのクリスマス
久々の休日をもらえたので、住んでいたネゴンボの街を散策しながら、
お土産を買い、夕方になり、歩き疲れて、砂浜の片隅に座って、
波の音を聞きながらインド洋に消えていく夕日を眺めていました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89578901/picture_pc_b5cc361c5c3f7621a37a58743a59492f.jpg?width=800)
夜のとばりが降りる前に、アパートへ帰ろうかと思っていたら、
どこからともなく、賛美歌が聞こえ始め、そちらの方に歩いて行くと、
ロウソクを持った人々が、三々五々、賛美歌を歌いながら、
海岸のすぐそばにある教会に入って行きます。
そうか、今日は12月25日、クリスマスだ。
スリランカの夜になっても蒸し暑い風と、遠くから響く波の音、
ヤシの木の間から見える、降るような満天の星空、ロウソクの明かりで
照らされる十字架と教会、そして聞こえる賛美歌。
北緯7度のクリスマスも良いものだなぁ。
電気もない、水道もない、海岸沿いに建つ教会。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89579018/picture_pc_925e350452c6eea7bd80c103de114d36.jpg)
宗教は基本信じない自分ですが、このような経験をしてしまうと、
信じたくなるのが人間なのでしょう。
スリランカのクリスマスは静かに始まって静かに終わります。
街灯もない、真っ暗な道を、教会でもらったロウソクで照らしながら、
アパートに帰ったのも良い思い出です。
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