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スリランカのクリスマス

久々の休日をもらえたので、住んでいたネゴンボの街を散策しながら、
お土産を買い、夕方になり、歩き疲れて、砂浜の片隅に座って、
波の音を聞きながらインド洋に消えていく夕日を眺めていました。 

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夜のとばりが降りる前に、アパートへ帰ろうかと思っていたら、
どこからともなく、賛美歌が聞こえ始め、そちらの方に歩いて行くと、
ロウソクを持った人々が、三々五々、賛美歌を歌いながら、
海岸のすぐそばにある教会に入って行きます。 

そうか、今日は12月25日、クリスマスだ。 

スリランカの夜になっても蒸し暑い風と、遠くから響く波の音、
ヤシの木の間から見える、降るような満天の星空、ロウソクの明かりで
照らされる十字架と教会、そして聞こえる賛美歌。 

北緯7度のクリスマスも良いものだなぁ。 


電気もない、水道もない、海岸沿いに建つ教会。 

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宗教は基本信じない自分ですが、このような経験をしてしまうと、
信じたくなるのが人間なのでしょう。 

スリランカのクリスマスは静かに始まって静かに終わります。 

街灯もない、真っ暗な道を、教会でもらったロウソクで照らしながら、
アパートに帰ったのも良い思い出です。 

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