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「我不想回家。」「我想不回家。」  言葉って面白い。

中国のお正月(旧正月)が近づくと、部下のうちの何人かはこう言い始める。 

「我不想回家。ウォブシィァンフゥェイジャ(家に帰りたくない。)」 

理由はそれぞれだろうが、当時の中国人の部下は、高中卒の17才~27才が多く、田舎に帰っても、遊ぶところが無かったり、深圳や長安の工場で働いても、それほど多くの給料はもらえていないし、田舎に帰る費用も春節値段で高い上に、めちゃくちゃ混んでおり、移動時間も通常より長くかかることがほとんどで、仕事していると、旧正月は給料が300%増しになるので、その分稼げると言う、考えなのだろうと思う。 

工場の工員はほとんどが高中卒、日本で言う、高専卒(工業高校とか、商業高校や、日本にはあまりないが体育専門高校など)がほとんどで、深圳や長安に来て、2~3年だと、給料もそれほど多くはない。 

地元を離れて、工場で独自に生活し、ある意味、都会で好きなようにエンジョイできる生活を送ると、田舎は面倒くさい様である。 

で、ここで表題、「我不想回家。」「我想不回家。」 の違いですが、日本語に訳すと、どちらも、「家に帰りたくない。」です。

中国人の部下に言わせると、微妙な違いがあるらしい。

「我想不回家。」は、「私は家に帰りたくないと思う。」が直訳で、家の方に帰りたくない理由がある場合が多く、「我不想回家。」は、「私は家に帰りたいとは思わない。」が直訳で、自分の方に帰りたくない理由がある場合が多いそうです。 

日本語には、ここまでの違いはないような気がしますねぇ。 

カラオケやKTVで知り合った可愛い女の子には、言ってもらいたい言葉の筆頭です。

「我不想回家。」

私、帰りたくないの・・・

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