脳細胞再接続感⤴︎リハの先生たちがしてくれてること
脳疾患になると体が動かなくなること、多いですよね。
(先日父が脳梗塞なってた痕が見つかったそうで、症状出なくて良かったねぇと家族で話してました)
リハビリテーション(rehabilitation)の語源
ラテン語でreは「再び」、habilisは「人間らしい」、「できる」という意味で、「 再び人間らしく生きる」、「再びできるようにする」という意味になります。
はじめて知った時、なるほどー!と関心しちゃいました。
リハビリテーションでは、PT(理学療法士)やOT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)の先生方が患者の回復をサポートしてくれます。
役割はそれぞれ異なりますが、目的は生活の質を向上させることです。
PT(理学療法士)とは
PT(理学療法士)は、主に身体の動きに関するリハビリを担当しています。
筋力の強化やバランスの改善、歩行訓練など、日常生活で必要な動作をスムーズに行えるようにサポートしてくれます。
例えば、麻痺がある足を使って歩行練習をすることで、自力での移動ができるように目指します。
なので私も誤解していましたが、足だけののリハの先生、ということでもないんです。
OT(作業療法士)とは
一方、OT(作業療法士)は、日常生活の動作に焦点を当てています。
食事や着替え、家事など、日常生活で必要な「作業」をできるようにするためのリハビリを担当しています。
手先の機能訓練や、日常的な動作を改善するための工夫を一緒に考えてくれるので、例えばボタンを留める練習や、箸を使う練習を手伝ってくれます。
こちらも手の専門ということではなく、日常生活の作業ということで上半身の訓練が多くなりますが、トイレの練習などになると足の使い方も範疇に入ってきます。
両者とも、患者の状況や目標に合わせたプログラムを組み、できるだけ早く元の生活に戻れるようにサポートしてくれる心強い存在です。
ST(言語聴覚士)とは
ST(言語聴覚士)は、脳梗塞や脳損傷から来る症状などの、言語やコミュニケーション、飲み込み(嚥下)の機能に問題がある患者をサポートするリハビリ専門職です。
言語リハビリとしては、発語の練習や言語理解や会話の練習、怖い誤嚥性肺炎を防ぐ嚥下(えんげ)リハビリや、食形態の調整もしてくれます。
頭と筋肉を再接続!促通法
そして私が脳梗塞発症してまだまだ回復期!と意気込んでるリハビリテーションで行われる促通法について詳しく説明させてください。
促通法とは、脳卒中や脳梗塞などで一部の身体機能が失われた患者が、神経の働きを再び活性化させ、運動機能を取り戻すために用いられるリハビリテクニックです。
この方法の目的は、失った運動機能を神経の再学習を通じて回復させることです。
具体的には、PT(理学療法士)が関わる場面で、患者が自分で動かすのが難しい部分に対して、手助けをしながらその動きを繰り返し練習します。
例えば、麻痺がある腕や足をゆっくりと動かし、その動作を脳に「促す」ことで、神経の回路が再び動きを学習しやすくなります。
最初は介助が必要な場合でも、徐々に患者自身で動かせるようになることを目指します。
OT(作業療法士)も促通法を使って、日常生活動作の回復を図ります。
食器を持つ、服を着る、ボタンを留めるといった細かい動作も、繰り返しサポートを受けながら行うことで、神経と筋肉の連携が強化され、再び日常生活での動作ができるようになります。
促通法は時間と忍耐が必要なリハビリ方法ですが、続けることで脳や神経に新しい道筋を作り出し、運動機能を徐々に取り戻すことが可能です。
リハビリ専門職の方々が個々の症状に応じてこの方法を取り入れ、患者に合わせたプランを立てて進めていきます。
最後に、脳卒中の面白い例え
比楽さんの例えでいうと、残った人たちががんばってくれてるんだなぁと感謝感謝です。
もうすぐ回復期リハビリテーション病棟は期限が切れちゃう身分だけど、今日のリハで脳梗塞後はじめて歩行バーで立てたり、最近は支えてもらえれば結構立てていて、促通感が楽しくてリハが楽しくて仕方ないのです⟡.·
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