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心の底の欠片が剥がれ落ちた夜

自分で自分を生きづらくしていることに気づきながらも、感情を放っておいてしまうことがある。
なんで泣いているのか分からない日々が、最近は続いている。そんな時は決まって眠れないものだ。

なかなか寝付けない時に文章を書きたくなる。
「眠れない」と人に呟けば、「難しいことを色々考えているからだよ」と言われた。

思考を整理するために、1日あったことから自分の感情までを振り返る。これが何故か幼い頃からの癖だった。

特に嫌なことはよく覚えていて、次の日もその次の日もモヤモヤを消化できず、曇った顔で学校に行っていたこともある。

自分は図太いほうではないし、メンタルも弱い。
繊細かそうでないかと問われれば、「繊細」のほうに丸をつけると思う。
実際、音や光の刺激にも弱いし、人混みも苦手だ。
目立ちたがり屋の気質が片隅にあるのに、注目されすぎると固まる…というなんとも矛盾すぎる性格をしている。ふしぎなものだ。

夜になると聴く曲は、だいたい歌詞が重いものか、メロディーが繊細なものが多い。
今にも消えちゃいそう、儚いみたいなものが昔から好きだ。

新しい曲を聴きたくて探して辿り着くのもその系統で、試聴気分で流していて号泣していた。それもついさっき。

新しい音楽や文章に出会うたびに、「この人はすごいなぁ」と思っている。
伝えられる場所があれば「こういう所が素敵でね、魅力的なんだよ」と伝えるし、熱がこもりすぎて泣きそうになることもある。

どうしても長くなるな、という時はお手紙を書く。
私は手紙が大好きだ。
筆圧、文字の大きさ、バランス を見ていると、感情が入って来やすい。
つい先日も、伝えたいことがある人に震えながら手紙を書いた。

自分の中にある感情は書き出してみると、思わぬ発見をして毎回楽しい。
同じ文章は書けないから、「この瞬間を大切にしなきゃ」とも思う。

私の想いを受け取ってくれる人には、本当に感謝しているよ。ありがとう。



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