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#599 本当は怖いオキシトシン - ワーママはる https://voicy.jp/channel/862/121939 #Voicy オキシトシンの持つ力 愛情と排他的

#599 本当は怖いオキシトシン - ワーママはる
https://voicy.jp/channel/862/121939
#Voicy
オキシトシンの持つ力 愛情と排他的

はい、ではですね。
前回、セロトニンについて放送をさせていただきました。2つ前の放送ですね。
セロトニン分泌をしていくと、鬱々とした気持ちを克服できるというお話をさせていただいたんですが、はるさんが過去に触れたオキシトシンの話ももう少し深掘りして、一つのテーマでお話いただけないでしょうか?というのをいただいておりまして、あっ、そうだな。
セロトニンといえば、オキシトシンさんもいたなと思いまして、オキシトシンさんについても、今日は深堀りをしてみたいと思います。
オキシトシン分泌、何それって思われた方、いらっしゃると思いますので、一体何かというのと、実はですね、オキシトシン分泌は、えー、愛情ホルモンというふうに言われておりますが、愛情ホルモンということは、皆さん愛というと、良いことと、悪いこと、両方浮かびませんか?
はい。
ちょっと人をですね、排他的にしてしまったりとか、要は組織を愛してる人が、組織を攻撃して来たような人たちに対して、逆に攻撃を仕返す、新興宗教とか、まぁ、最近流行りの宗教ビジネスとかも若干、その嫌いがあるのかなというふうに思っています。
他にもえー、心中とかですね。
選ぶケース、あったりしますよね。
人間の脳のシステム上は、自分の生命を絶対維持することがプログラムされているはずなのに、えー、愛がゆえにですね、心中してしまって、過去、昔から見ていくと、そういった物語などが読み継がれていたりします。
オキシトシンさんについて、触れていきたいと思います。愛情ホルモンということで、この愛情というのはですね。親子だったり、男女だったり、あとペットとかですね、そういったものも意味を含んでいる愛情と捉えていただけたらと思います。
これは何で起きるのか?というと脳内のオキシトシン分泌が、関係してるというふうに言われています。
しかし、脳化学的には、詳しくはまだ解明されてないそうです。
現時点では、オキシトシンが分泌する脳領域が心や情動をつかさどる大脳辺縁系であるから、オキシトシンはこの愛情とかで、感情に関係するんじゃないかというふうに推察されているそうです。
有名なオキシトシンの出かたとしては、産後の女性の母子の関係性というのが言われます。
産後ですね、オキシトシンが出ることによって、まぁ、昼も夜も授乳するようになりますし、えー、濃厚なですね、オキシトシン分泌によって、母親は子供を守ってやろうとか、子供がかわいいと思うことで、外敵から身を守り、かつ、子供に餌を与え続けるという行動に走りますので、オキシトシンが分泌するというふうにされています。
これ、オキシトシンというホルモンの関係ですが、でも私達は、子供ができると愛情を感じたりとか、子供に対して、すごくかわいいと思うようになりますよね。
でも、反面ですね。
先ほど言いましたオキシトシンというのは、あのー、自分の愛情対象をとても可愛がるし、とても情動的にですね、感情的にそれらを守りたいと思います。
ということは、産後ですね、夫婦仲がうまくいかなくなるっていうケースは、脳の構造的には、当たり前なんですよね。
要は愛情対象はですね、子供に移行します。
特に母親は移行するんですよね。
なぜなら24時間、つきっきりで乳飲み子を世話してるので、どうしても移動せざるを得ません。
そんなときに夫にいろいろ言われたりとか、夫に性的な関係を求めたりすると、すごく不愉快に感じるようになるのも、このホルモンの影響だというふうに言われています。じゃあ、なぜ不愉快になるのかということで、これまでのお話はですね。
多分、オキシトシンは愛情ホルモンで幸せなりますよ。
ただ、夫とか対して、ちょっと排他的になる部分、ありますよというお話、過去にさせていただいたことあるんですが、よりもう一歩踏み込んでですね。
なぜ、排他的になるのかっていうのをちょっと話してみたいと思います。
ストレスを鎮静化させるものの一つとして、前回、ご紹介しました、幸せホルモン、セロトニンがあります。
でっ、愛情に関しては、オキシトシンさんがある。
これ、人間の幸せをつかさどる2つのホルモンなんですよね。
ただ、セロトニンと違ってですね、オキシトシンは負の要素もあります。
この負の要素は、何なのか、なんですが、幸せですね、体験したり、体感できる愛情対象が身内だとすると、それ以外のものには、ちょっと攻撃的なってしまうという可能性あるんですよね。
何故か?なんですが、オキシトシンは、もともと心をつかさどる、大脳辺縁系にありますので、どうしてもですね。情動中枢の扁桃体と言われたりしますが、情動中枢に作用してくるんですよね。
となると、オキシトシンがたくさん出るとですね。
この判定基準が変わってくる、変容すると言われています。
つまり通常、情動判定というのは、まぁ、怖いとかですね、楽しいとか、そういう情動は、生命が危険にさらされないように、怖いものから逃げたりとか、危険だと思う物を触らなかったりとか、そういう生命維持が、基準になっているんですね。
ところが、オキシトシンたっぷりで、家にばかりですね、目が向いている状態になっていくと、判定基準が変わってこの危険を避けなくなるというふうにされています。
どういうことかなんですが、よく自分の生命が犠牲になってもいいから、我が子を助けたいということで、危険とわかっているのに、火事の中に子供を助けに行ったりとか、川に飛び込んだりとかするケース有りますよね。
これもそのオキシトシン、本来だったら、自分は絶対ですね、生命を守らなければいけないので、そこにはいかないはずなんですが、情動が勝ってしまったがために変容する一例だとされています。
他にもこれが行き過ぎるとですね。
宗教戦争とかもそうかなと思いますし、あと自爆テロも言われたりします。
同志というか、仲間の間で、密にこう連携をとってですね。
排他的な活動をしてると、その仲間に対して、オキシトシン分泌が、とても高くなっていくんですよね。
すると、だんだん情動判定が正確に出来なくなってきて、自分の生命を失ってでも、仲間の何かを守りたいとか、成し遂げたいとか、考えが変わっていきますので、要は、自爆テロとかですね。
そういうことに結びつくんじゃないかと、考察されていたりします。
実は、えー、ママ友同士のいじめとかもこれが起因すると言われたりします。
自分達のグループの中、もしくは、自分を愛する子供のグループの中にいて、何か排他的なのを見つけると、ものすごく不愉快に感じるんですよね。
なので、えーと、その方をですね、まぁ、除外して、いじめみたいなことをしてしまったりとか、もしくは、噂話ですね、地域で噂話を立てて、自分の身内と判断できないものですね。
排除しようとする動きになったりします。
特に田舎など、人の移り変わりが少ない場所では、身内意識が強いオキシトシン分泌がその組織されてる可能性が高いので、どうしても、排他的な行動に結びついているというふうに考えられます。
これはですね、脳科学者の中野信子さんがよく、正義中毒とか、いじめの構造とか、お話されるときに、オキシトシンの話もされてらっしゃいます。
ちなみに今日引用してるのは、先日のセロトニンの話を引用しました、朝5分の呼吸法という脳科学者の有田秀穂先生という本を引用しながら、お話をしています。
じゃあ、オキシトシン出るのは、愛情も感じて、幸せになるけども、自分がちょっと、その背景的ないじめとか、する存在になったら、嫌だなって思いますよね。
でも、何か身内でないと、なんか不愉快に感じるようにできていますので、そうしないと、仲間を守れないからですね。
どうしたらいいかになると、ここで登場してくるのが、私達の排他性をですね。
コントロールしていくに当たっては、哲学とか、倫理とか、社会性が大事なんですよね。
言葉とか、まぁ、経験とか、理性とか、大脳皮質が、この排他性をコントロールしてくれますので、ここを磨いていくのが大事とされています。
実際、いじめをする人と、しない人っていうのは、存在します。
街の中で、何かこの人、ちょっと異質的だなと思っても、その人に対する噂を立てたりする人としない人がいます。この違いは何かと考えていくと、もちろんですね、そういうことしてしまうと、後で自分がされたら、嫌だなっていうことを考えるかもしれませんし、えー、こういうことしてもですね。
自分に何もメリットがないって考えるのかもしれません。でも、それも一種のですね、理性なんですよね。
こんなことをすることによって、自分が損失を得るよってことがわかってるので、コントロールができます。
でも、それはできない人は何かっていうと、やっぱりその大脳皮質の働き、コントロール力が弱いんですよね。
これをやって、自分に長い目で見たとき、利益がないとわかっていても、わからないからやってしまうと思うんですが、自分の今の情動を満足させる方が、優先になってしまいますので、どうしてもできない。
私たちは、日々の生活の中で、自分がいじめする側にならないか、どうかっていう観点で見ると、何かそういった基本的な哲学を学んでみたり、心理学を学んでみたりとかで、コントロールできるようになってくると思います。
じゃあ、そういった人たちに会ったときは、どうするかなんですが、あっ、この人は脳のコントロールできないんだなと思って、私はやっぱり離れるのが、一番だと思います。
そういうコントロールできない人にですね、哲学的な話とか、理性をですね、今から一緒に育てていきましょうって言ったって、それはできないんですよね、はい。
なので、あっ、もうそういった経験とか、理性を持ち合わせていらっしゃないんだなと思って、離れるのが、大事だなぁと思います。
今日は、オキシトシンについて、ちょっと深掘りして、お話してみました。
オキシトシン、愛情表現で良いことばかりのように言われがちなんですが、実はちょっと怖い部分もある。
そして、それをコントロールできるのは、私達、人間であるがゆえのコントロール力を持っていますので、これをうまく使って、お互いやっていきたいですね。

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