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俳句上達のヒント

お正月休みはゆっくりされましたか。

私は休み中、俳句上達のヒントが欲しくて
この本を読んでいました。

「俳句の秘法」鷹羽狩行


15歳から俳句を始めた狩行さん。

私がどうしたら良いか悩んでいる事も
同じように思ったことがあると知り
勝手に親近感が湧きました。

狩行さんと言えば、有名なこちらの句。

摩天楼より新緑がパセリほど 鷹羽狩行

爽やかで、情景がすっと浮かぶ
大好きな句です💕

その作者が書く俳句秘法は
とても多くの学びがありました。

読み終えて、
この3点を意識しようと思いました。

● 季語をたくさん知る
● とにかく作句し続ける
● 句会などで人に見てもらう

基本的には去年やっていたこと
とほぼ同じです。

が、改めて意識&アップデート。

● 季語をたくさん知る

これについて狩行さんは
このようにおっしゃっています。

季語を見ただけで心が勇み、
思わず一句が生まれることがあるが、
それは季語の持つ季感が身についているからだ。
(俳句の秘法 p172より抜粋)

確かに、普段使う単語はよく分かります。

それが季語だったら
句が作りやすいのは当然です。

逆に、馴染みのない季語や言葉は
意味も知らず、頭が動きません。

調べてもなかなか作句できず。

どうしたら良いか分からず、
しばらく放置😑

最悪は一句も作らずに終わります。

これでは
いつまで経っても身につきません。

では、どうするか。

少しずつ分かる季語を増やすのです。

そうすれば、もっと自由に季語を使えるな~
と当たり前のことに気づきました。

それができるのは、やはり365などの兼題や
俳句幼稚園で出してくれる宿題。

無理かもと思わずに
練習のために挑戦しようと思いました。

やってみると意外に楽しかったり
思ったよりできたりすることも✨

そうやって、今年は一つでも多く
分かる季語を増やせたらと思います。

● とにかく作句し続ける

俳句上達の秘訣について虚子は、
ただ一言「おやめにならないこと」と言ったそうだ。
(俳句の秘法 p163より抜粋)

という一文がありました。

これは俳句だけでなく、
何においても言えることかなと思います。

やめたら、それまで。

継続は力なりですね。

人と比べず、マイペースに、
そして、楽しく続けようと改めて思いました。

ちなみに、
こんなこともおっしゃっています。

句作生活には時どき、スランプ(中だるみ)が襲ってくる。
その解決は、作ること。
(俳句の秘法 p183より抜粋)

ちょっと笑いました。

作れなくて悩んでいるのにさらに作りなさい
というスパルタな助言😂

一にも二にも句作ということのようです。

きっとオリンピック選手も
こういうことをしてるのかもしれませんね。

● 句会などで人に見てもらう

作った後の句に関しては
このようにおっしゃっています。

句作上達の秘訣は、自作を人目にさらすことである。
それには句会に出て意見を聞くこと。
(俳句の秘法 p180より抜粋)
句会での選句は、当季の季語のより深い勉強になる。
人の意見を聞く、議論する、入選して喜ぶ、
落選にがっかりする...という体験が血となり肉となる。
(俳句の秘法 p179より抜粋)

一喜一憂も学びのうち
ということですね。

まるで人生のよう🤔

喜怒哀楽があってこそ
深みのある人生なのかもしれません。


実は、投句先が増えすぎて
厳選しようかなと思っていました。

良い助言をもらいました。

このままできる限り、句会や365などに投句し
一喜一憂しようと思います。


句会以外で気軽に人に見てもらえる
俳句幼稚園もあります。

改めてありがたみを感じます✨

今年は去年よりもう少し
宿題を頑張ってみようかな~🙃

そう思った年始でした。


面白いこと大好きなんですが、
かなり真面目な話になってしまいました😉

ここまで読んでくださった方
ありがとうございます🙏

人生もホ句も三寒四温かな


Photo by Aaron Burden on Unsplash

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