【子育て】こんなときどうする? #18 親同士の関係とその子どもたち
今回は、実際にあったお話を基にしています。
お母さん同士とても仲が良かったAさんとBさん。お互いの子どもも4歳児で同じクラス。
週に何回も互いの家に遊びに行くほど、お母さん同士も子ども同士も本当に仲が良かったんです。
大人の事情?なのか、ひょんなことで険悪ムードになってしまったAさんとBさん。
そこで出てしまったのが、
Aさんちの子とは遊んじゃだめよ
Bさんちの子とは遊んじゃだめよ
の言葉。
互いに、そう言い聞かせられた子どもたちは、本当に律儀にその日から遊ぶことも話すこともなくなりました。
お母さんに遊ぶなって言われたから、となんとも言えない表情でそう話すのです。
大好きなお母さんから言われたことは、守るんですよね。健気です。それまでは、よく一緒に遊んでいた相手だったとしても、お母さんを悲しませる方が辛いから。
担任としてその姿を見て、すごく複雑な気持ちでした。悲しい、が近いかもしれません。かと言って、「あなたたちは関係ないから遊んでいいのよ」とも言えませんからね…だから、複雑です。
大人同士はいろいろあってもいい。というか、それは仕方がないこと。
でも、子どもは別人格だし、子どもが生きている世界も、大人のそれとは別にそこにあるのです。
子どもの友達関係にも、もちろん介入が必要なこともあります。
けれど、もし親同士が喧嘩などをした時でも、そこの子とは遊んじゃだめ、の言葉だけは、よほどのことがない限りぐっと飲み込んでほしい…
そう思った出来事でした。
これから子育てをする方にも、頭の片隅に入れておいてほしいと思い、記しておきます。
未来を担う子どもたちの健やかな成長を願って…。大切に使わせていただくことを約束します!