見出し画像

7.15

何を書くか、より、何を書かないか、の方が、重要なんじゃないか。文体をつくっていくにあたって。私が書かないと決めているもの。ハウツーもの、エモいもの、煽るもの。あからさまな暴力とセックス。

本を読んでいるといつも、あ、次これ読みたい、とか、私もビール飲みたい、とか、私の初恋はそういえば、、とか、いろんなことをやりたくなって、いろんなことを想起させられる。本を読む楽しみのひとつは、本から無限に広がってゆく欲望と行動にある。

ベンヤミンの写真少史。記録と表現の境目はあいまいで、絵画から記録という要素を奪ったのが写真で、それゆえ絵画はアートとなった。記録はいつだって表現になりゆく種を含んでいるし、表現は記録の中からしか生まれないのかもしれない。(何言ってるかよくわからなくなってきた。

息子のお座りとはいはい、つかまり立ちが同時に安定してきてぐっと成長を感じる。開放感と同時に、そこはかとないさみしさ。もう二度と戻ってこない時を生きているのだと痛感させられ、なんだか泣きたくなる。思春期のころのような、センチメンタルな気持ちにさせられてしまう。毎日の忙しさや疲れにかまけて日々を消費しちゃうのはもったいないなと思う。

たぶん、私は今、日々を消費しないために、なんとか記録してるんだと思う。

それでは、また。


サポートありがとうございます。みなさまからの好き、サポート、コメントやシェアが書き続ける励みになっています。