ミートソースが好きだ。
ちょっと長めのエッセイを書こうと思ったのだが、今日もすっかりこの時間になってしまい、頭がうまく働かなくなったのでミートソースについて書こうと思う。
ミートソースが好きだ。食べるのも好きだがそれよりつくるのが好きかもしれない。結婚してからというもの、ごはんは何をつくっているの?と聞かれることが多くなり、そのたびにうーんと悩むのだが、よく考えればミートソースなのだった。
ちなみに上記の質問にはいつもいささかもやっとしている。いやいや結婚する前から、というか前の方がごはんたくさんつくってたよ、とか、私がつくるの前提かい、とか(まあ夫もつくるけれど、確かに頻度で言えば私の方が多い。いや最近は実家で弟のつくってくれたごはんを食べ、それを夫に持って帰ったりしているのだからどっちでもない、のか。)。まあ相手に悪気はないので、いつも素直に答えているけれど。
ミートソースはさまざまな変遷を辿って今のレシピに落ち着いた。玉ねぎとニンニクを刻んで(面倒なので荒いみじんぎり)オリーブオイルで炒め、ミンチをどかっと入れ、そこにホールトマト缶をドバッと入れて煮詰めていく。私はこういう原型を留めない、グツグツ煮詰めいく料理がたまらなく好きなのだ。
ローリエと塩、黒こしょう。コンソメのもととはちみつ少々。これでトマトの酸味は消える。
仕上がりにウスターソースとケチャップ。コツはウスターソースをメインにすること。ケチャップは少々で良い。じゃないとベタッとした子どもっぽい味になってしまう。
あ、そうそう隠し味に醤油も少々。
出来上がったミートソースはパスタにはもちろん、冷やご飯の上に載せてチーズをのっけてオーブントースターで焼くと立派なドリアになるし、パイ生地の中に詰めるとミートパイにもなる優れものである。
そうそう、全然知らなかったけど、冷凍パイシートは大変便利なシロモノだった。
書いていたらいつものごとくお腹が空いてきた。立派なパスタレシピ本を買ってミートソース以外のシンプルなパスタを何回か試したのだが、まったくうまくいかず結局自己流のミートソースばかりつくっている。料理はいろいろ実験できるからおもしろい、ほんとに。面倒だけど。
それでは、また。
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