「購買行動の未来」と「アスリートの信用」の活用方法について
私がマガジンに書いた話や瀬川選手の個人的な取り組みを元に、アスリートのインフルエンサーとしての可能性について深掘りされています。良記事です。
— えとみほ(江藤美帆) (@etomiho) May 17, 2020
「購買行動の未来」と「アスリートの信用」の活用方法について|イシモタ チカシ (株)BOOTROOM代表 @chikashi08 https://t.co/RGzXR1Mia6
きゃーーーーーー、えとみほさんにご紹介いただけたーーー。めちゃくちゃうれしーーーーーー。
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今日のブログは少しビジネス寄りです。
簡単にまとめると、
・アスリート(クラブ)とスポンサー企業のあるべき形
・アスリートは次世代のインフルエンサーとして有利な位置にいる
・アスリート(クラブ)は具体的に何ができるのか?
という順で書いています。
僕は、いま、縁あってFC ISE-SHIMAという三重・伊勢志摩にあるサッカーチームのサポートをさせて頂いています。
そして、いま僕が考えているのは来期の予算や応援をどう獲得していくか?という課題です。
今年より来年以降が厳しいのではないか?
このグラフは法人税収の推移です。
これでわかるのは、リーマンショックが起きたのは2008年ですが、法人税収(つまり企業が儲かってるか)は翌年2009年の方が低いという事です。
そして、コロナ禍による経済の悪化も、このリーマンショック時と同じように(イベント発生の翌年以降に影響が大きく)なると思っています。
つまり、コロナによる減収や不景気の波は来年の方が大きくなる可能性がある、という事です。(あくまで可能性として)
企業は利益が出て、資金に余裕があるからチームにスポンサードして頂けるわけで、無い袖は振れません。(もちろん余裕がない中、応援して下さる方々・企業もあります。本当に感謝です)
今季、試合が再開され、仮にチケット収入が戻ったとしても、来季以降、スポンサー企業の業績がさがれば、もちろんスポンサー収入も減ることが予想できます。
そして、このようにスポンサー撤退が大きく影響するクラブが大半だと思います。
鳥栖に限らず、この2017年の収支を見るに、広告料収入が10%減しただけで赤字のクラブが大半です。(もちろん収入に併せ、人件費や販管費などのコストは見直すだろうけど。あくまでシンプルに考えると、の話)
そういった意味で今季はもちろん、来期以降の予算をどう確保するか?どうやったら応援やサポートし続けてもらえるか?がアスリートやクラブが考えないといけない課題だと考えています。
そんな中、えとみほさん経由で知った瀬川選手をはじめとする栃木SCの方々の取り組みはすごく意味があり、参考になると思いました。
↑これはアスリートやスポーツに関わる方全員読んだ方がいいと思います。
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企業の業績悪化がスポンサー撤退の要因になるのであれば、逆にクラブやアスリートが企業の業績をあげる事で、その利益の一部をスポンサー費用として捻出していただく。
今後は、そういう活動ができるクラブやアスリートの方が(感情的にも論理的にも)応援しやすいし、スポンサードして頂けると思っています。
またこの考えは、チケット収入としてチームの活動を応援してくれる個人に対しても同じです。
いつも試合を見に来てくれる居酒屋の店主やパートのおばちゃんもお金がなくなったら、やっぱり不要不急の費用(エンタメや旅行など)から削っていくからです。
【小まとめ】
個人(チケット収入)も企業(スポンサー収入)も売上(収益)さがったら、応援したくっても、応援できないんだから、クラブやアスリートは個人や企業の収益アップに寄与したほうがいい。と思ってます。
アスリートは次世代のインフルエンサー?
個人的には「何をすればいいかはさておき、アスリートは昔より企業(や個人)の収益に寄与できる時代になっていくのではないか。と思っています。
理由は3つあります。(お!なんかイケてるコンサルっぽい)
1.「人はもう選ぶ事に脳みそ使いたくない・使わなくなる」という背景
2.「アスリートって嘘つかなそうだし・嘘つかなくていい」というイメージ
3. ごめんなさい。思いつきませんでした、、、、話を続けますね。
1つ目の理由ですが、まずはこの投稿をご覧ください。
授業での興味深い話。
— Hiroshi Watanabe (@Hiroshi99857672) May 10, 2020
「Netflixの全視聴番組の75%
Amazonでの全買い物の35%
Google広告のクリック率38%増加
は、これらプラットフォームの『お勧め』に基づく。
時代はいつの間にか、
『検索で自ら能動的に情報を発見』
から、
『プラットフォームにお勧めされ受動的に情報を得る』
に変容した」
ここにあるように「AIのレコメンド(お薦め)による意思決定」というのは、今後ますます増えていくと思っています。
なぜなら、今後ますます情報量が増していく世界で、その一つ一つを摂取して、理解して、判断して、決定する行為は、とてもカロリー(労力)がいるからです。
めっちゃめんどくさいので、そういう事は可能ならしたくないんです。
(例えば「学ぶ」という行為も、noteや書籍で長文テキスト読むより、YTの動画の方が受動的だし、カロリー使わないので多くの人に好まれていますよね。それなのに、こんな長文をここまで読んで頂き、すごくうれしいです。)
人は本来、怠惰だと思っているので、この傾向は納得です。
そしてAIによるレコメンド(お薦め)と同じくらい、人の選択に影響を与えるのが、自分が信用する人の選択、だと思っています。
たとえば、僕でいうと、選挙でどの政党や政治家を支持するか?という選択は、ホリエモンに委ねたいなーと思っています。
だって、ホリエモンの方が政治や経済に詳しいし、忖度しなそうだし、信用できるからです。選挙権を譲渡したいくらいです。
あと美味しいレストランとかもグルメの友人に聞きます。ぐるなびだと選択肢多いし、そもそも信用していない。
あとはそもそも選択しない(意思決定しない・変化しない)かなと。
(例えば、僕はZOOM用に一眼カメラ買おうと思っているんですが、どれがいいか選びきれず「買わない」を選択しています。)
↓こんなかんじー
本業インフルエンサーは昔のTVタレント化している?
こういった「信用できる人」の代表格が「本業インフルエンサー」だったと思うのですが、今後は厳しいんじゃないかなー、と思っています。
実際にこういうデータもあります。
で、なぜ本業インフルエンサーが力を失っているかというと、嘘をつかないといけないからです。
どういうことでしょう?
これはちょっと前のTVタレントに構造が似ていて、
最近は【広告費を収入のメインとする本業インフルエンサーも】スポンサーやクライアントのために、愛用していない製品を宣伝したり、ステマするよねー、
になっているからだと思います。
※僕の友人も最近は、本業インフルエンサーのフォロー外している、といってました。
そんな中、いま最もインフルエンサーとして、影響力を持っているのが、キングコング西野さんだったり、実際に自分が使ったもの、かつ本当に良かったものしか紹介しないゆうこすさんといった副業インフルエンサーだと思います。
そういう影響力をもつ人たちに共通しているのは、本業(という収入源)があるので、ウソをつく必要がないわけです。
つまり信用できる人という事です。
本業アスリートは最強の副業インフルエンサー
そういう文脈でいうと、アスリートも本業があるがゆえに、ウソをつく必要はないわけで、信用のおける副業インフルエンサーとしての条件はじゅうぶん満たしています。(もちろん例外はあります)
そういえば本田圭佑さんも何かの対談で
アスリートは常に結果が数字で出るし、本物しか生き残れない。アイドルやタレントにはイミテーションがあるがアスリートにはフェイク(偽物)はいない。だからこそアスリートの放つ言葉の価値や重みはもっとあると思う
と言っていましたが、まさにその通りだと思います。
今はまだ、そうしたアスリートの価値を活用し、スポンサー企業や個人に収益をもたらす仕組みはありませんが、可能性としては十分あると思っています。
小まとめ
TVタレントが信用を失い、本業インフルエンサーが信用を失った今、本業がある(つまりお金目当てに嘘つく必要ない)副業インフルエンサーが最も信用のおける存在になると思っていて、アスリートはその代表格だと思います。
じゃ、具体的にアスリート(クラブ)は何をするべきか?
これについては、いろんな人とZOOM飲み会でもしながら、あーでもない、こーでもないと、ブレストしたいなーと思っています。
どなたかしませんか?
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