プロローグ⑤〜CT検査、注射の人外なサイズにビビる

2019年1月30日

朝イチからランニング15kmののち、昼の14時からCT検査。

何やら造影剤とやらを用いて行う検査らしく、3時間前から食事は禁止との事。マジかよ、こんなことなら走る前に軽く腹に何か入れとけばよかった。そんな後悔先に立たず、腹をすかしつつ病院へ向かう。

造影剤がなんなのかよくは知らないけれど、サランラップの芯くらいの太さと長さの注射器がしめやかに登場してきて軽くビビる。いやいや、明らかに人間用のサイズじゃないだろソレ。似たような大きさのをAmazonプライムのドキュメンタリーで観たことあるぞ、密猟者が象とかキリンとか眠らせて捕まえるためにぶっ放してた麻酔銃、アレと同じやつじゃないのか?

動揺が表情に出てしまったのかもしれない。こっちをちらりと一瞥した先生がCTの調整の手を休めることなく放った一言。

ちょっと大きいけど、機械で一気に注入しちゃうから大丈夫ですよ。

いやいや、無理だろ、こんなの一気に問答無用で注入しちゃうの?俺の血液異常に希釈されちゃうじゃんか、人間以外の何かになっちゃう予感がするぜ。怖すぎるんですけど。

しかしそんな心の中の抵抗も虚しく、CTの機械に嵌め込むように寝かされた俺の腕にぶっ刺さった針とチューブを通じて問答無用にソイツはオートメーションで一気に注入されていく。身体の中が一気にカッと熱くなって、ケツの穴の周りが異常にムズムズする。

ケツの周りのムズムズを一生懸命耐えているうちにCT撮影はしめやかに終了。体調などには特に異常なし。よかった。しかし世の中にはいろんな検査があるんだなと思いながら病院を後にする。

結果は翌週の月曜日に聞きに来ることに。

美味しい食べ物とか、子供達へのおみやげとか、少しでもハッピーな気持ちで治療を受ける足しにできれば嬉しいです。