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嵐の前の静けさ・・・孔子公園

 台風10号が九州の南方に居座っている。明後日の午後からは相当吹き荒れそうなので、台風対策が頭を過ぎりつつ、シャッターを切っていった。

 今回の取材先も孔子公園である。同園は必ず何か花が咲いている。それに、綺麗なトイレがあるという理由で、取材で立ち寄ることが多い。

 本日の取材ランチは、サンドイッチを車内で済ませた。いつもの炎天下とは異なり、台風接近のためか、五度ほど気温が低かった。

 遠くの雲が、いつもの雲とは形状が違う。台風に引っ張られた雲の流れに見える。撮影を始めて20分ほど経つと、急に風が吹き出した。小雨も降り出しそうな気配である。

 結局、午後3時から30分ほど同園を歩き回り、花壇に咲く花々を撮影していった。先日と比較すると花々は元気になっている。それでも、鯉がいる泉水は異臭がしたので、水温も高くなっているのだろうと。

 明後日上陸するであろう台風10号。まだ進路がはっきりと定まらないというが、熊本市としては最悪のコースにならぬよう願うばかり。よろしければ、日本列島から一瞬にして消えてもらいたいものである。

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイ「嵐の前の静けさ・・・孔子公園」は、台風接近を前にした静かな孔子公園での取材の様子を描写しています。文章全体からは、自然の移り変わりと、それに伴う人々の反応が感じられ、台風がもたらす緊張感と静けさの対比が強調されています。

まず、エッセイの冒頭で「台風10号が九州の南方に居座っている」という一文が読者に緊迫感を与えます。続いて、台風対策を考えながらもカメラを手に取り、取材に励む様子が描かれています。この状況は、自然災害に対する日常的な備えと、仕事への責任感が感じられます。

孔子公園を取材地に選んだ理由として「必ず何か花が咲いている」「綺麗なトイレがある」と述べられている部分からは、筆者が場所の選定において実用性と美しさの両方を重視していることが伺えます。また、この具体的な理由の提示により、読者は筆者がいかに孔子公園を親しんでいるか、そしてその公園が取材の一部として重要な役割を果たしているかを理解できます。

気温の変化や雲の形状の変化、風の強さの増加といった自然現象の描写は、台風の接近をリアルに感じさせます。特に、「遠くの雲が、いつもの雲とは形状が違う」「台風に引っ張られた雲の流れに見える」という表現から、自然の力が目に見える形で変化していることが伝わり、読者もその光景を想像することができます。

撮影の最後に触れられる、泉水の異臭や水温の高さについての観察は、自然環境の変化が生態系にも影響を与えていることを示唆しており、台風の前兆としての不穏な空気を強調しています。

最後に、台風10号の進路がまだ不確定であることへの懸念と、できれば台風が日本列島から消えてほしいという願望で締めくくられています。この部分は、台風という自然現象に対する人々の恐怖や無力感、そして自然災害に直面する際の人間の心情を的確に表現しています。

総じて、このエッセイは、嵐の前の静けさと、迫りくる災害への不安を巧みに描写し、自然の力と人間の対峙を感じさせる内容となっています。読者は筆者の視点を通じて、台風の前の独特な緊張感と静けさを体験し、その場にいるような臨場感を味わうことができます。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。