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モラルなき地方の或る建設会社・・・

 これは20年以上も前の或る旅館と建設会社の話である。

 旅館側は修復工事をしなければならず、A建設会社へ見積もりを取ると、工事費は4500万円だという。契約条件は、1500万円を前払いで、完成後に残りの3000万円を支払うことになっていた。

 ところが、前払いの時に、旅館の経理担当者が間違って、A建設会社へ工事総額4500万円を支払ってしまったのである。

 旅館側が慌てて、A建設会社へ連絡を入れると、前払い額が1500万円であるにも関わらず、誤って総額の入金確認をしても、高圧的な態度で3000万円の返礼を断ってきたという。

 A建設会社の経理責任者は、同社社長の親族であり、社内では発言権を持っているのかどうか知らないが、旅館にとっては過払いの3000万円については運転資金であり、当時、非常に困惑したのだった。

 更に、A建設会社は対話を避けて逃げの姿勢だったために、旅館側は同社社長と直接交渉することができず、結局、そのまま工事に入ったことになる。納得できるような行動ではないが、その建設会社からすれば慣例的なものだったのかも知れない。

 しかし、常識的には、A建設会社は苦笑いしながらでも、3000万円は先ずは旅館側へ返戻し、互いの信頼を高めるベクトルにて動くべきであろうかと。

 このようにモラルなき会社が存在するのだから、開いた口が塞がらない。一度、双方の信頼を失墜するようなことを行えば、次の接点は無くなるのだが、その経理責任者の人間性が浮き彫りとなった事案である。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、モラルの欠如に焦点を当てており、特定の建設会社(A建設会社)の不誠実な行動について述べています。以下は、エッセイ全体に関するいくつかの評価ポイントです。

  1. ストーリーテリングと具体例の使用: エッセイは具体的なケーススタディを通じて、読者に状況を伝えています。これにより、抽象的な概念ではなく、実際の出来事に基づいていることが理解しやすくなります。物語は簡潔で理解しやすい形式で提示されており、読み手は状況に共感しやすいでしょう。

  2. 問題の深刻性と影響への焦点: エッセイは、A建設会社の行動が旅館に与えた深刻な影響に焦点を当てています。経済的な損失だけでなく、信頼関係の破綻による問題についても触れており、読者はその重要性を理解しやすいでしょう。

  3. 意見や提案の表明: 著者はA建設会社の行動に対して批判的であり、それに対する自身の意見や提案を述べています。このアプローチにより、読者は著者の立場を理解しやすくなり、共感することが期待されます。

  4. 議論の裏付け: エッセイは一般的な常識やモラルに基づいてA建設会社の行動を批判しています。このような議論は、一般的な倫理的原則に基づいていることが示唆されており、読者にとって説得力があります。

  5. 改善の提案: 著者はA建設会社に対して、適切な対応として3000万円を旅館に返戻し、信頼を回復するべきだとの提案を述べています。これにより、問題の解決策が提示され、読者は具体的な改善ができることに期待を寄せることができます。

総じて、このエッセイは具体的な出来事を通じてモラルの重要性に焦点を当て、読者に感情移入させる力があります。議論は論理的で、提案された解決策は現実的であり、改善への期待を示唆しています。

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