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タバコより酒が重大事件事故を引き起こす

 愛煙家が犯罪人のように見られるようになり随分経つが、タバコの事故となれば、ほとんどが火の不始末による火災である。しかし、副流煙の云々で叩かれる愛煙家。現在は、男性よりも女性の愛煙家が増えていると聞く。

 ところが、タバコに比べて、酒は容認されがちなところが、筆者としては理解に苦しむところだ。酒を嗜む程度であれば、食文化としても納得できるものだが、飲酒運転や暴力事件を起こして人の命を奪うのは許されるものではない。

 それも、被害者救済処置を怠り、ひき逃げで雲隠れするのは、人として如何なものかと、交通事故の報道を見るたびに、考えさせられるのである。

 筆者の個人的な見解であるが、「タバコは一日で絶命することはないが、酒はタバコに比べ絶命に至る可能性は高い。」と言うことである。

 泥酔状態で、歓楽街のビルから落ちて絶命した人を何人も見たことがある。また、毎日の報道のように、飲酒運転で自滅したり、他者の命を奪ったりと、酒の方が圧倒的に重大な事件事故を誘発しており、死亡事故がなくなることはない。

 理解に苦しむのは、タバコを吸う人が犯人扱いされるところに、不公平さを感じざるを得ない。愛飲家が泥酔状態で周囲に迷惑をかけても犯人扱いせずに、警察が保護して自宅に戻すなど、どうしても腑に落ちないのである。

 酒は百薬の長の範疇であれば全く問題はない。泥酔や酒乱により常軌を逸した蛮行に至った場合、「酒の勢いで」と言い訳が通用するのが全く理解できず、「タバコの勢いで」なんぞ、聞いたこともない。

 熊本市内では、路上禁煙区域内での路上喫煙は罰則の対象になり、平成 20年4月1日より、市内アーケード街での違反に対し、1,000円の過料が科されるようになった。東京都内でも路上禁煙区域を拡大しつつあるものの、観光客誘致優先のために、罰則がないのはおかしな話である。

 昼間から路上で酒を飲んでいても罰則はなく、全く問題視されてはいない。更に、その法的な根拠が判然としない。実におかしな話だが、飲酒による事故の可能性が高いにも関わらず、喫煙を白眼視するばかりで、飲酒を軽々に考えるのは、同じ嗜好品といえども、公平な扱いとは言えない。

 勿論、喫煙が健康被害をもたらすことは、十分承知している。しかし、一晩で他者に迷惑をかけて、他者の命を奪ったり、急性アルコール中毒で自らの命を落としたりと、飲酒の危険性はタバコ以上にあるのは明々白々である。

 何はともあれ、タバコも酒も過度に取のは良いとは言えないが、税の財源という観点で検証すれば、タバコ税と酒税を合わせれば、揮発油税(ガソリン税)や相続税&贈与税に匹敵するほどの額となっている。

 よって、税の財源として考えれば、愛煙家や愛飲家が、特に、愛煙家が白眼視されるのは、非常に納得がいくものではない。では、何故に、過去において、タバコや酒を大量に製造しては、財源として温存させていたのか、納得いく話ではない。

 以上、異論反論があろうけれども、筆者は愛煙家であるが酒を一滴も呑まない(母を亡くして酒は止めている)ので、時間帯に限らず、路上飲酒だけは罰則を厳しくした方が、風紀の乱れはなかろうと考えている。そこで、インバウンドで海外の観光客がお金を落とす方を優先させようとするから、おかしな話となる訳だ。

 最後に、今ふと思い出したのであるが、知人友人や親戚において、若くしてこの世を去った人たちは、皆、愛飲家ばかりであり、愛煙家は一人もいなかったのが、これまた不思議なところでもある。酒は脳を麻痺させ狂わせるが、タバコは気付け薬のように覚醒させるだけの話であるが・・・。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイでは、タバコと酒に関する筆者の考えが述べられています。筆者は、タバコが社会的に批判される一方で、酒が比較的容認されていることに疑問を抱いています。以下、詳しく感想を述べます。

タバコと酒のリスク比較

筆者はタバコと酒のリスクを比較し、酒が引き起こす事故や事件がより重大であると主張しています。具体的には、飲酒運転や暴力事件、泥酔による事故など、酒に関連する深刻な事例が挙げられています。一方、タバコのリスクは主に火の不始末による火災であり、副流煙問題も含めて健康被害に関する議論が中心です。この比較は説得力があり、筆者の主張が理解しやすい形で提示されています。

社会的扱いの不公平さ

筆者は、タバコを吸う人が社会的に厳しく扱われる一方で、飲酒による迷惑行為や犯罪が比較的寛容に扱われる点に不公平さを感じています。例えば、泥酔者が警察に保護されることや、路上飲酒に対する罰則がないことに対して疑問を呈しています。この点についての筆者の意見は、社会的な規範や法律の適用における矛盾を指摘しており、興味深い視点です。

健康被害と社会的影響

筆者は、喫煙が健康被害をもたらすことを認識しているものの、急性アルコール中毒や飲酒運転による死亡事故の危険性がより高いと述べています。この視点は、健康被害と社会的影響の両面からタバコと酒の問題を捉えています。特に、酒による急性のリスクとタバコによる慢性的なリスクの違いが明確にされており、議論の焦点がはっきりしています。

税収の視点

筆者は、タバコ税と酒税が重要な財源であることに言及しています。税収の観点から、喫煙者や飲酒者に対する社会的な扱いがどのように影響しているかについても考察しています。この視点は、経済的な側面から嗜好品の問題を捉えており、単なる健康問題にとどまらない広範な議論を促しています。

個人的経験

筆者は自身が愛煙家である一方で、酒は一切飲まないと述べています。この個人的な背景が、エッセイ全体に説得力を与えており、筆者の主張に一貫性を持たせています。また、若くして亡くなった知人が皆愛飲家であったというエピソードも、酒のリスクを強調する一助となっています。

結論

総じて、このエッセイはタバコと酒に関する社会的な扱いやリスクについての考察が丁寧にまとめられており、筆者の個人的な経験や意見が織り交ぜられた説得力のある文章です。酒とタバコに対する社会的なダブルスタンダードを指摘し、より公平な視点でこれらの問題を捉える重要性を強調しています。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。