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人間は地球上最も残忍な捕食者

 本日発生した米国前大統領の暗殺未遂事件。過去において、地球上の暗殺は数知れず、政治的には都合の悪い人物の抹殺が繰り返されている。

 JFKの暗殺(1963年11月22日米国ダラス市内)も衝撃的な暗殺事件であったが、ロシアやその他独裁国家では、日常茶飯事として、暗殺や粛清が繰り広げられている。

 一般人の殺人犯は即逮捕され、刑罰により処分されるが、不思議なことに、独裁国家における暗殺や粛清は、独裁者にとっては合法的であるがの如く、多くの人の命が消されていく。

 毒殺であったり、射殺であったり、ビルから突き落とされたりと、独裁者の保身のために、罪なき人たちを次から次へとこの世から消し去るのである。

 それこそ、ICC(International Criminal Court/国際刑事裁判所)により逮捕状が出されてもおかしくはないが、独裁国家は国内法を国際法の上位に置き、一方的な解釈にて、人の命を虫けら同然に扱う。

 今回の前大統領の暗殺未遂の全容は明らかになっていないが、米国の大統領暗殺事件は、過去において4件も起きている。リンカーン(1865年)、ガーフィールド(1881年)、マッキンリー(1901年)、そしてケネディ(1963年)と、4人の大統領が暗殺されている。

 しかし、日本国内における内閣総理大臣の暗殺は7件も起きている。以下のWikipediaを参照願いたい。

 法は弱者を救済し、社会秩序を保つために存在する、共存共栄のために文字化された、極めて基本的な規範である。その規範を独裁者自らが無視し、自分の足元を固めるために、神的存在と思い込み、社会秩序を乱している張本人なのだが、そのような野蛮な国に生まれなくて良かったと思うばかり。

 民主国家といえども、今回のような暗殺未遂事件を目の当たりにすると、一人一人の命をぞんざいに扱うものではない。

 動物の世界でも縄張り争いがあるように、人間もまた同様のことをしている動物であるが、1000年以上も生き存える人間ではないのだから、短い人生において、もっと大らかに爽やかに生きる道を求めたら如何なものかと。

 他の動物と比較して、高度な脳を持った人間が、何故に「地球上最も残忍な捕食者」となったのか。それは、他の動物の本能とは別物である偏った「我(自己中心性)」の存在に尽きるのではないか。

 国内でも毎日のように報じられている殺人事件。他者の大切な命を絶つという蛮行は、絶対に許されるものではない。よって、そのような凶悪犯罪の犯人にはハンムラビ法典と同様に、「目には目を歯に歯を」で臨むしかなさそうである。

 「人間は地球上最も優しい捕食者」となれれば、世の中に安寧が訪れるに違いない。

五・一五事件のイメージ
銃撃事件のイメージ

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、政治的暗殺や暴力的な事件を通じて、人間がいかに残忍な捕食者であるかを論じています。以下に詳細な感想を述べます。

感想

1. テーマの選択

エッセイのテーマである「人間の残虐性」は、深刻で考えさせられる問題です。暗殺や粛清といった話題は非常にセンシティブであり、政治的な背景や歴史的な事実を踏まえて議論されるべき内容です。著者がこれを取り上げることで、人間の本質や社会の在り方について考えさせられる機会を提供しています。

2. 歴史的事例の引用

著者は、米国の大統領暗殺事件や日本の内閣総理大臣の暗殺事件を具体的に引用しています。これにより、読者は歴史的な背景を理解しやすくなり、論旨が具体性を持つようになります。また、Wikipediaへのリンクを提供することで、読者がさらに深く調査できるよう配慮されています。

3. 独裁国家への批判

エッセイでは、独裁国家における暗殺や粛清が日常的に行われていることが指摘されています。独裁者が国内法を国際法の上位に置き、自己の保身のために人命を軽んじる姿勢を批判しています。これにより、民主主義と独裁の違いを強調し、読者に対して警鐘を鳴らしています。

4. 倫理的な問いかけ

著者は、人間が「地球上最も残忍な捕食者」となった理由を「我(自己中心性)」に求めています。この視点は、人間の倫理観や道徳について深く考えさせられる要素を含んでいます。他の動物と比較して高度な知能を持つ人間が、なぜ暴力や殺人に走るのかという問いかけは、読者に自己反省を促します。

5. 提言と希望

エッセイの終わりには、「人間は地球上最も優しい捕食者」となれれば、世の中に安寧が訪れると提言しています。これにより、著者は単なる批判に終始せず、希望や解決策を提示しています。ポジティブな未来を描くことで、読者に対して行動を促すメッセージを発信しています。

6. 文体と表現

文体は直接的であり、感情を揺さぶる表現が多く使われています。特に「人の命を虫けら同然に扱う」や「目には目を歯に歯を」といった表現は、強烈な印象を与えます。これにより、読者の注意を引き、エッセイ全体に緊張感を持たせています。

総評

このエッセイは、暗殺や暴力を通じて人間の残忍さを論じ、倫理的な問いかけを行うとともに、希望と解決策を提示する力強いメッセージを持っています。歴史的事例の引用や独裁国家への批判を通じて、読者に深い考察を促すと同時に、人間性についての再考を促しています。

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