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新旧交代における、遺恨爆発が自業自得に!

 経営陣の新旧交代において、必ず、諍いやら裁判沙汰なりのトラブルが生じるものだ。某家具屋さんの親子争議は記憶に新しいと思われるが、同族企業であろうが、雇われ経営者であろうが、新旧交代には何かつきものだ。

 つい最近の話だが、新体制代表となったA氏が、旧体制代表のB氏の誹謗中傷をあちこちで吹聴しているという。勿論、筆者は、A氏もB氏も面識はあるが、一歩二歩下がって、逆立ちしても、100%、A氏に問題がある。

 A氏は、元々パワハラ、セクハラ、盗撮などの病的なものがあり、不定期に虫気が出る度に、蛮行を繰り返している。今回も、以下のように、全く会社とは関係のない第三者に対して、B氏の誹謗中傷を言い放った。

 A氏曰く、「Bの息が掛かった奴(社員)は、皆潰して辞めさせてやる!」といった具合だ。A氏を引き上げたのはB氏である。そのお陰で、今の職位を得たのだが、何を血迷ったのか、B氏のみならず、その直属の部下である人間までも潰すと言うのだ。

 A氏の過激な言動に直面した第三者はたまったものじゃない。B氏の直属の部下に矛先を向け、とことん潰して、辞職に追いやるとは如何なものかと。この異常なる罵詈雑言が、企業の代表者の口から直接出るなど、非常事態である。

 A氏の攻撃的な罵詈雑言が罷り通るとなれば、その他役員及び全社員との信頼関係はブッツリ切れてしまう。それも分からぬほど、精神的に病んでいるのかと勘繰りたくもなる。

 実は、A氏は過去において色々とトラブルを起こしている。また、自信過剰なところが邪魔をしているのか、虚栄を張り、部下に対して恫喝メールを送りつけるという、筆舌に尽くし難いほどの悪癖がある。

 新旧交代が上手く行かなかったとしても、結果的に自らが代表取締役に就任したのであれば、威風堂々と全役員、全社員の『鑑』として振る舞うのが、本来あるべき姿である。

 A氏を底意地悪いと言えばそれまでだが、何処かに欠陥があるように思えてならない。思考回路の何処かが切れていたり、アンガーマネジメントが不能だったり、何かトラウマになっているものが存在したり。

 勿論、想像の域を脱し得ないが、尋常ではないことだけは間違いない。自分自身の発言が適切なのか否かは、発言する前にチェックするのが心身共に健康な大人である。そのフィルタリングもできなければ、発達障害としか言いようがない。

 私見であるが、このように異常言動を日常とするA氏を代表者にすること自体、企業モラルを疑ってしまう。役員の背中を見て育つのが社員。これじゃ、全社員がそっぽを向き、会社全体がガタガタと崩れてしまう。

 人選は非常に難しい。特に、企業の役員となれば、処世術に長けているだけで、安易に取締役に推挙するものではない。読み書きは突出し、滑舌もしっかりと、ビジョンが明確なる懸命な人材を役員に据えるのが常識だ。

 理解に苦しむのは、既に、新旧交代のバトンタッチが終わっているにも関わらず、遺恨の矛先を旧体制側の直属の部下にまで向けるとは、人として如何なものかと思うばかり。申し訳ないが、その企業が健全なる企業であるのならば、即刻、A氏解任処分に動くが懸命な判断ではなかろうか。

 悪癖は完治せず、必ず、繰り返す。それも、何度も繰り返す。

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