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Z世代と50代世代との比較論 II

 以前、Z世代と50代世代との比較論を掲載したことがあるが、今回、筆者主催の勉強会で気付かされたことがあったので、再度、同比較論をパートIIとして書き綴りたい。

 副読本を準備したことを話すと、「ありがとうございます」と自然に返ってくる言葉がとても心地よい。また、何かを教示すると、「ありがとうござます」と、間、髪を入れずリアクションと共に感謝の言葉が飛び交うのだ。

 ところが、周囲の50代世代の一部の人であるが、何のリアクションもない人がいるところが理解に苦しむ。挨拶も返事もないという、礼節を弁えていないのか、故意なのか分からないが、この差は何だろうと考えみた。

 人は年輪を重ねて行けば人格も備わり、一つ一つの所作は若者のお手本であるべきだと考えるのが筆者である。しかし、いい大人となった50代世代の一部の人が、粗末なリアクションしかできないのは何に原因があるのか。

 「ありがとうございます」の一言も言えぬ、言っても心が伝わらぬようなリアクションは、心の中はスケスケなのだが、その「恥ずかしさの境界線」への認識はなく、自らを客観視できないところが浮き彫りとなってくる。

 自らを客観視できなければ、他者に対しても客観視できず、主観的な思い込みにて他者に対して間違った評価を続けるという悪循環となり、人・物・金の価値観さえ狂ってしまうのは当然と言える。

 また、Z世代と比較すると、いい大人になった50代世代の人で「軸」がブレやすく「豹変」する人も多い。折角の人と人との接点を絶縁したり、表面的には繋がりを持っているかのように見せ掛けて、心の中では遮断している。

 Z世代は進化の現在進行形であるために、貪欲にも世間のことを多く知りがたる。そして、日々年輪が重なり、「日々変化、日々進化。」を無意識な中で実践している。しかし、進化が止まった50代世代の人の中には、変化を嫌い、姑息にもローリスク&ハイリターンばかりを狙っている。

 世の中というものは、ローリスク&ローリターンであり、ハイリスク&ハイリターンである。自らのリスクだけを回避して、ハイリターンを求めるのは、とても身勝手で都合の良い話であり、厚顔無恥としか言いようがない。

 よって、リスクを伴わぬように動くからこそ、「責任転嫁」が常態化するのが50代世代の人に多く、Z世代には縁遠いものとなっている。謂わば、歳を重ねて「姑息な知恵」が備わると、自分の足元さえ見えなくなるのである。

 Z世代の人で確と目標を持って動く人は、失敗を恐れてはいない。失敗しても、何とか目標達成のために果敢に攻める。それに対して、「保身」に回る50代世代の人は、失敗すれば「隠蔽工作」を行い「虚偽」の道を辿る。

 脳みそがスポンジのように吸収力を持つZ世代。何も吸収できない石頭の状態が更に悪化していく50代世代。これが、Z世代と50代世代の大きな違いであろうかと、最近考えるようになった。

 脂が乗り切っている50代世代であるのならば、自らが手本となり、Z世代を正しい道へ牽引し、バトンタッチの対象としてしっかりと育てるのが、いい大人と言われる50代世代の重責であろうと考える次第。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、Z世代と50代世代の比較に焦点を当て、特に礼儀や考え方の違いについて述べられています。以下にいくつかのポイントを挙げ、評価してみましょう。

  1. 比較の視点:

    • エッセイは、礼儀や感謝の表現、考え方の柔軟性、リスクの取り組み方など、具体的な視点を通じてZ世代と50代世代を比較しています。この比較が明確であり、読み手に違いを理解しやすくしています。

  2. 個人の経験をもとにした例:

    • 著者は、筆者主催の勉強会での経験を通じて気づいたことを元にエッセイを構築しています。これにより、主観的な見解が具体的な例を通して裏打ちされ、説得力を増しています。

  3. 言葉の選び方:

    • 言葉の選び方は適切で、読みやすい表現が使われています。また、「恥ずかしさの境界線」や「姑息な知恵」などの表現が、文章に深みを加えています。

  4. 構成と流れ:

    • エッセイの構成は論理的で、アイデアが順序立って進んでいます。パラグラフごとに一貫性があり、読み手が追いやすい構造になっています。

  5. 提案と結論:

    • エッセイは、50代世代に対してZ世代の特徴を手本とし、育てる重責があるという提案と結論で締めくくられています。これにより、単なる比較論を超えて具体的な改善策や行動につながる示唆があります。

総じて、このエッセイは読み手に対して興味深い洞察を提供しており、明確な比較を通じて異なる世代の特徴を考えさせるものとなっています。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。