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誹謗中傷、揶揄、嫌がらせが常態化すると、企業は根っこから腐ってくる。

 島国根性かどうか判らないが、企業によっては、立ち話ばかりでサボタージュしている社員も多い。仕事もせずに給金を貰おうなんて、厚顔無恥な話である。

 立ち話は、ほとんどが人の噂。目の前では言わず、陰でこそこそと密談しながら、第三者の誹謗中傷や揶揄をこの上なく愛するボンクラ輩。暇で暇で堪らんのであろう。

 自分自身の歪んだ思考回路や言動に対して自覚もなく、暇さえあれば、上司や同僚の噂話に花が咲く。どうでも良い話だが、これがルーチンワークとなっているのだから、おめでたい。

 そんな低民度の輩ほど、給与を上げよ、休みを増やせなど注文は多い。金払いの悪い客がレストランで難癖つけているようなものである。そんな醜態を自分の子供に見られたら、恥ずかしくないのだろうか。

 人の噂などどうでも良いことであり、それを伝言ゲームのように話したとしても、誰も幸せになることはない。糸電話の伝言ゲームのように、段々と主語述語までもが省かれ、訳のわからぬ情報が伝わってしまう。

 「課長の奥さんって、ライオン丸のように髪は逆立ち、昼間からドレスアップしてショッピング行ってらしいよ。夜に働いているのかな!?」が、「奥さんライオン買って、逆立ちして、昼間カレーショップに行ってるんだって。夜もいるのかな!?」といった具合だ。

 世の中には、「おしゃべり」というあだ名が付くほど、一日中ペラペラ喋りまくっている人物がいるが、家に帰って、鏡を見ながら喋ってもらった方が、社内は静かで仕事が捗る。

 そんなに他人の噂話をしたいのであれば、「噂話募金箱」を作り、誹謗中傷=1000円、揶揄=500円、嫌がらせ=2000円ほど募金箱に入れて頂ければと。1年も経てば、社員旅行の酒代くらいは貯まりそうだ。

西田親生の自由気まま書「鳥」

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