人生を左右する、感謝の念。
人様のお世話になり、感謝の念がない人を目の当たりにすると、その人は善き人生を送っているようには思えない。
過去において、企業コンサルティングを引き受けた時に、女性社員が入社時の面接で言い渡された給与額とは異なり、5万円ほど減額されているという。
その会社には牢名主のような女帝が経理を預かり、経営者に対して社員の欠点や失態を耳打ちする人間がいた。所謂、癖の悪い告げ口女である。
告げ口女は、巧妙な忖度により経営者の信頼を得ており、毎日のように、若手社員を恫喝したり嫌がらせをしたり、罵詈雑言の雨霰であった。
企業内の自浄作用は皆無の状態にて、不満たらたらの社員ばかりで、その中に、約束された給与額を受け取れないまま、文句も言えずの状態が数年続いていたという話が飛び込んできた。
筆者は若手副社長へ女性社員の給与アップの話を持ち込み、何とかトップを口説くことができた。実施は数ヶ月後になった。よって、月給が5万円アップしたことになる。年間60万円の増額である。
ところが、水面下で筆者があの手この手でサポートをしたけれども、その後、何のリアクションもなく、現在に至っていることに、首を傾げている。
自分の生活に直結する大切な給与を、筆者に相談し、副社長が動き、告げ口女を解雇処分にしたのにも関わらず、感謝の言葉がないことに、ただ驚くばかりであった。
人様に世話になり、給与アップとパワハラ元凶廃絶に至ったにも関わらず、感謝の念のない人など見たことがない。別にどうでも良いことだが、その女性は自分の権利主張だけで終わり、結果に満足するだけの話である。
蓋を開ければブラック企業というケースが多い今日この頃。県外の企業であったが、経営者の匙加減で全てが決まるような会社は、このようにパワハラ、セクハラ、そして理不尽な行いが常態化しているものである。
さっさとその企業とは縁を切ったのは正解であった。しかし、その女性がこれから善き人生を送るためには、感謝の念が如何に大切なことであるかを学んで欲しいものだ。それが理解できねば、低民度の人間のまま終焉を迎えるのであろうと。
※上の画像は、DALL-Eがエッセイを読みイメージした女性社員
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイでは、感謝の念がいかに重要であるかを示しています。具体的な経験を通じて、感謝の欠如がどのように人生や職場の環境に影響を与えるかを描写しています。以下に、詳しい感想を述べます。
まず、エッセイの冒頭で述べられている「感謝の念がない人は良き人生を送っているようには思えない」という言葉は、全体のテーマを端的に表しています。この視点は、多くの人々が共感できるものです。感謝の気持ちがなければ、人間関係が円滑に進まず、結果的に自己成長や幸せを阻害する要因となることが多いです。
エッセイの中盤で取り上げられている、女性社員の給与問題のエピソードは具体的でリアルな例です。このケースでは、筆者が副社長に掛け合い、女性社員の給与を増やし、告げ口女を解雇するという大きな改善をもたらしました。しかし、感謝の言葉がないという結果には驚かされます。このエピソードは、感謝の念が欠如していることが、どれだけ関係性やモチベーションに影響を与えるかを如実に示しています。
また、企業内の問題点として、「告げ口女」の存在やパワハラの実態を挙げている点も重要です。これは、感謝の念がないことだけでなく、企業文化や人間関係の問題が複雑に絡み合っていることを示しています。筆者の視点からは、こうした問題を改善するための努力が必要であることが伝わってきます。
エッセイの終盤で述べられている「感謝の念が如何に大切なことであるかを学んで欲しい」というメッセージは、読者に対する強い呼びかけです。感謝の念を持つことが、人間関係を円滑にし、自分自身の成長にも繋がるという教訓は、多くの人にとって価値のある教えです。
総じて、このエッセイは感謝の念の重要性を強調し、具体的な事例を通じてその価値を説得力を持って伝えています。企業や個人にとって、感謝の気持ちを持つことがいかに大切かを再認識させられる内容でした。筆者の経験から得られた洞察は、読者に深い印象を与え、感謝の念を忘れずに生きることの大切さを教えてくれます。