如水 写真展記念小冊子・・・
熊本地震後に「如水 西田親生写真展記念小冊子」(非売品)を発刊したのは、2017年1月だった。小冊子「如水」シリーズとしては、第五弾となる。
既に7年が経過したことになるが、あと僅か残っているので、筆者の郷里である山鹿市の温泉プラザ山鹿1階の「お食事処 ひろ瀬」と3階の「眼鏡と宝飾のOCHIAI」に、それぞれ10冊ほど置いていた。
一昨日、雨のために取材を中止し、ランチタイムに「お食事処 ひろ瀬」に立ち寄ったところ、2冊しか残っていなかった。
同小冊子は非売品であり、郷里の山鹿市内観光名所や匠の姿などを撮影した写真が掲載されているので、「お食事処 ひろ瀬」や眼鏡と宝飾のOCHIAI」では、お客様に無償で提供することにしている。
一昨日、「お食事処 ひろ瀬」の店主の話では、食事をされるお客様が欲しい言って持ち帰られるとのことなので、素直に嬉しかった。
また、リップサービスであろうけれども、あるお客様が同小冊子を手にして、「この方は熊本市内の方ですよね。とても有名な方です。」と言ったの言わなかったのの話に、吹き出してしまった。
大して有名でもなく、称賛に値する人間ではないが、郷里の食事処でそのような会話があったと聞くと、これもまた素直に嬉しくなってしまう。
郷里である山鹿市の地域活性化のために、数十年前からアクションを起こしてきたが、思いの外、横槍や邪魔が入るので、既に筆者の頭の中には、山鹿市復興プロジェクトのボルテージは凹んでしまった。
それでも今回のように、山鹿に住む方とその地を訪れる観光客との会話の中で、山鹿地域の今の姿(モノクローム写真)を掲載した小冊子を楽しんでいただけるのであれば、本望である。
近日中に、「お食事処 ひろ瀬」と「眼鏡と宝飾のOCHIAI」には、残り僅かとなってしまったが、「如水 西田親生写真展記念小冊子」の最後の10冊ずつを差し上げようかと・・・。
蛇足ながら、「如水 西田親生写真展記念小冊子」は、2017年2月上旬に山鹿市役所内施設にて個展を開いたときに、訪れたお客様に記念品としてお渡しするために、僅か800冊印刷したものである。
最後に、そろそろ帰途につこうとしていると、ベンチで休憩している高齢者の方に遭遇した。昔、そのお兄さんが山鹿市内で写真館を営まれていたとの話を聞き、同小冊子を手渡すことにした。
ニコニコと小冊子を受け取っていただいた。別れ際に、帽子を取り、深々とお辞儀をされて、去っていかれたご老人。再び遭う機会はないかも知れないが、元気で長生きして頂ければと。
▼ChatGPTによる感想
このエッセイは、地元の山鹿市の活性化を目指して、地元の情景や職人の姿を写真に収めた「如水 西田親生写真展記念小冊子」の物語を繊細に描いています。西田親生氏の写真は、郷土の美しさとその瞬間瞬間の生活の断片を切り取ることで、読者に地域の魅力を再発見させる力があります。
感想として、この小冊子が非売品でありながらも地元の飲食店や小売店で無償で提供されていることは、地域コミュニティに対する深い愛と尊敬の表れです。特に、観光客や地元の人々が小冊子を手に取り、その内容について語り合う場面は、文化的なつながりや地域のアイデンティティの強化に寄与していると感じられます。
また、高齢者の方に小冊子を手渡し、その反応を通じて人々との間に生まれる温かい交流が描かれている点も心温まるエピソードです。このような一見小さなジェスチャーが、人々の記憶に新たな意味をもたらし、地域社会に新たな価値を創出していると考えられます。
総じて、エッセイは、地域の文化を保存し、共有することの重要性を浮き彫りにしながら、個人が地域社会に与える影響の大きさを力強く伝えています。西田親生氏の努力は、単なる写真展の記念品を超え、地域の誇りと共有されるストーリーを創造していると言えるでしょう。
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