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画像生成AI「Midjourney」で、七面鳥の晩餐会をジェネレート。

 思ったよりもスムーズに描けた、七面鳥の晩餐会。ローストされた七面鳥の皮目の照りと張りが上手く表現できており、今にもナイフで削ぎながら食べたい気持ちになる。

 七面鳥を初めて食したのは、新聞社時代に出逢ったフレンチレストランであった。熊本市内の産業道路沿いにオープンしたばかりの店だったが、残念ながら1年ほどで廃業した。

 腕は確かな料理長だったが、舌の感覚が無くなったと言い、それから間も無くして店を閉じたのである。

 当時、フランス料理に情熱を注ぎ、筆者にその拘りを一所懸命に語ってくれた。ある日、大きな七面鳥をテーブル横に持ってきて、サービスと言って、ナイフで削ぎながら何枚もお皿に入れてくれた。

 その時が、生まれて初めて食した本物の丸ごと七面鳥である。

 今回、たまたま画像生成AI「Midjourney」で七面鳥をメインとした晩餐会のテーブルをジェネレートしながら、当時のフレンチレストランとその料理長の姿を思い出したのである。

 とても懐かしくもあり、とても悲しくもある凄腕料理人との別れ。彼の舌の痺れがなかったならば、熊本市内のフレンチレストランの勢いは、もっと強いものになったのではないかと。

 また、もう一店舗、同じく熊本市内中心部の上通アーケード街沿いに面したビルにあった、地中海料理専門店を思い出す。

 上品で、地中海地方の料理をメインとした店で、当時は、少なくとも一ヶ月に二度ほど足を運んでいた。しかし、店主が若くして急逝したために、その店も廃業となった。

 自称グルメ通としては、グルメで出逢った料理長たちの中でも、苦労して、一所懸命に旨い料理を提供してくれた方々には感謝しかなく、忘れることはない。

 多分、筆者がこの世を去ってからも忘れることはなかろうと思うばかり。特に、大切な人との旨い料理の共有は筆舌に尽くし難く、至福の極みであり、思い出深きものとなる。

generated by Midjourney
generated by Midjourney

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