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逸品一筆

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何と言っても、グルメは最高ですね。このマガジンでは、「これは、旨い!」と叫びたくなるほどの和洋中の逸品を具にご紹介したいと思います。ホテルレストランや町場の食事処の逸品を、是非、… もっと読む
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「日本料理えのきぞの」のお弁当・・・

 熊本市内の新屋敷(高級住宅街)を流れる大井出(加藤清正の治水事業)沿いにある「日本料理えのきぞの」。知る人ぞ知る、熊本市内でも料理の源流のような食事処の一つである。  「えのきぞの」の歴史を振り返ると、現在は三代目の榎園豊成氏が継承し、初代、二代目が100年近く培ってきた隠れレシピも受け継ぎ、平成四年に同店を開業(令和元年に新屋敷に移転)している。  昨日、同店のお弁当(水の巻)を予約していたので、それをオフィスに持ち帰り、一年ぶりに試食をすることにした。  写真下の

ランチに放し飼い鶏の卵を使って・・・

 どうしても、あの鶏卵をチャーハンに使って食べたいという欲望が湧き、午後3時だったが、おやつ代わりにオフィスで調理することにした。  具材は、玉ねぎとソーセージしかないので、適当に炒めて、卵を入れて撹拌。ガスは最高出力の強火。フライパンを振りながら、焦げないように、チャーハンらしきものが出来上がった。  最後の仕上げは、ごま油をサラッとふりかけて、5回ほどフライパンを振って完成。  卵の質が良いのか、従来のスーパーで買った卵と違い、卵黄の色が美しい。味付けがほんの気持ち

自然がたくさん詰まった鶏卵

 昨日、洋菓子匠 維新之蔵(熊本県天草市)から、近所に住む若い姉妹が放し飼いで育てている鶏の卵を送ってきた。  よって、ブロイラーで飼料をカツカツと突きながら卵を産む鶏ではなく、多分、周囲に生息するカエルやトカゲなどをバクバク食い散らかして卵を産む豪快な鶏なのだろうと。  確かに、一般的なスーパーやコンビニで販売している卵との大きな違いは、殻の厚さである。卵を割ろうとしても、簡単には割れない。  フラットな皿に生卵を乗せると、黄身や白身が盛り上がっており、かなりの厚みで

「note」・・・2年3ヶ月で、記事2,324本。

 よくもまあ、エッセイやコラムを2,324本も書いたもんだと、自分自身に呆れ返っている。  腱鞘炎にならず、文字数からすれば、どれほどの量なのか見当がつかないが、キーボードが擦り切れて、キーの表面が漆塗りのようにツルツルの状態になっている。  筆者の「note」は、マガジンが19本。読者の方に人気があるのは、辛辣なコラムやグルメ情報ではなかろうかと。  ウケ狙いでエッセイやコラムを書くことはないが、時には、気合を入れて書いたものが、夜食の記事よりアクセスが少なく、苦笑い

乾麺の蕎麦を調べてみた・・・

 先ほどの記事にて、乾麺の「十割そば」を茹で、ざる蕎麦として食し、とても美味だったのでネットで調べることにした。  日本人の「食」への拘りを再認識するほどに、各地に拘りの蕎麦の乾麺が存在することに驚き、これから評判の良いものをじわじわと仕入れて、食べ比べしてみようかと、静かにワクワクドキドキしているところである。  因みに、以下のサイトを抽出したのでご紹介したいが、「いや、これが最高に旨いぞ!」という情報をお持ちの読者の方は、是非、コメント欄に追記して頂ければと。 ▼筆

これが乾麺?・・・ざる蕎麦が抜群に旨い!

 ちょっと渋めの、サムライカラーのデザインに目が行き、買い物カゴに入れてしまった。北海道産蕎麦粉100%で、十割そば(山本かじの)の乾麺である。  5分茹でて、火を止めて1分蒸らす。冷水で、麺のぬるぬる感が無くなるまで洗い、しっかりと水切りをして、ざる蕎麦として器に盛った。  やや細麺だが腰があり、ざる蕎麦として食すと、200gはさらっと胃袋に入ってしまう。これは旨い。とても旨い。  完食後、茹でた鍋の中を見ると、飲めると表記してあった蕎麦湯ができているので、飲んでみた

洋菓子匠 維新之蔵の「フロランタン」

 天草地域はイルカウォッチングで人気のスポットとして、多くの観光客で賑わっている。つい先ほど、イルカを形取った「フロランタン」の試作品を同店から送られてきたのである。  現在試作中のようで、すこぶる可愛い焼き菓子のようだ。早速、試食してみることに。ベースにサブレを用いており、食感がサクサクと食べやすく、最後に柑橘系の橙のピールの香りがほのかに残る。コーヒーでも紅茶でも、ミルクでも合いそうだ。  そもそも「フロランタン」という焼き菓子は、イタリアの500年の歴史を誇る革工芸

ザ・夜食 卵ご飯+ふりかけ2種

 今夜は、子供のような夜食とした。卵ご飯に、ふりかけ2種。ふりかけは、一つは「御飯の友」、もう一つは「のりたま」。  「御飯の友」は熊本に本社のある企業が開発した、日本初のふりかけと言われている。また、「のりたま」はほとんどの人たちが、子供の頃お世話になった定番ふりかけである。  卵ご飯は、炊き立てご飯に限る。全国一位となったこともある、菊池市七城町の「七城砂田米」の炊き立ては格別である。  しかし、量的に少なかったので、やや口が寂しいような気がしてならない。

蘊蓄垂れるよりも、目の前のことを楽しもう。

 蘊蓄を垂れるのは、単なる自己満足の世界である。よって、蘊蓄は自問自答しながら、自分に向けて蘊蓄を垂れれば良いだけの話。何かレアなるものがあると、いの一番に着手して、人並みに知識を得ると、如何にもプロフェッショナルになったかのように、蘊蓄を垂れる人がいる。そこで場違いな方向へと話が進み、せっかくのメインディッシュが冷めてしまう。  上は、フランス料理を仲間で食す会を催した時などに、よくあるパターンである。何かにつけ、ワインがどうの、スプーンがイタリアとフランスでは使い方がど

新時代の波を捉える:地方から始まるICT革新と人材育成

 弊社の新しいプログラムとして、出来立てほやほやのものをご紹介したい。  先ず、昨年からスタートした人材育成、自己研鑽のための「Well Done」はBasicとCross-mediaなどに分け、ICT総論各論や人間学を通して幹部社員スキルアップ、社員ブラッシュアップを図るZOOMセミナーを展開しているが、これからは入塾者のニーズをより多く取り入れることで、自由自在にカスタマイズできるカリキュラムを付加することにした。  中には、ホテル文化と食文化を中心としたノウハウを食

あの人に会いたい・・・善家 繁

 現在、ICTやホテル文化と食文化、私塾「Well Done」主催、取材など、コンサルティング業務を主軸として日々活動している筆者である。  実は、ホテル文化と食文化の基礎を築いてくれたのが、当時、熊本ホテルキャッスル四川料理 桃花源の料理長(最終職位:同ホテル常務取締役兼総料理長)であった善家繁(ゼンケシゲル)氏との出逢いであった。  元々、食文化については、ICTを本業としながらも、自分なりに研究を重ね、和洋中いずれも、五つ星ホテルレストランから町場の人気レストランま

熊本赤牛ハンバーグをランチで・・・

 最近、食欲がありすぎて困っている筆者であるが、先日ご紹介した熊本赤牛ハンバーグをパンパンに盛り上がった状態に焼き上げ、蒸して、食すことにした。  ちょっと油断して、焦げたところができてしまった。やや蒸しすぎた感もありだが、まあまあの出来上がりで、大満足のランチのメインディッシュになった。  肉肉しい食感が素晴らしく、臭みもなく、あと1個、2個は大丈夫なほど、コクのある味わいだがあっさりしている。流石に赤牛の良さが凝縮されたハンバーグである。

常温に戻した熊本赤牛サーロイン

 写真は、先日ご紹介した、頂き物の熊本名物の赤牛ステーキ肉。この大きさで180gなので、バーベキュー感覚で肉の両面にハーブ岩塩と黒胡椒を振りかけ、高熱で焦げ目をつけ、あとはアルミホイルで包んで蒸し、ジューシーに食すのが楽しみとなる。  昔の赤牛となれば、硬くて、食しても満足感がないほどのものであった。しかし、熊本名物として売り出すようになってからは、コレステロール値に敏感な人でも全く問題なく、健康食として県内外の知人友人にお薦めしている。  お値段も100gで1600円程

ザ・夜食 車海老の味噌漬け

 本日のおやつ的な「熊本赤牛サーロインステーキ」を食して、睡魔が襲い、オフィスの仮眠室にて爆睡してしまった。  気づけば、ステーキに一所懸命になりすぎて、昨夜のザ・夜食を忘れてしまったのである。  写真は、熊本名産の車海老だが、その味噌漬けなるものを頂いたので、昨夜、夜食で試食したのである。  車海老となれば、熊本県天草地方では、踊り食い、寿司ネタ、天ぷらなどとして提供されるが、甘みのあるプリプリとした食感が特徴である。  今回食したのは、その味噌漬けであるが、車海老