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ザ・夜食 監修ものにご利益はあるのか!?

ザ・夜食


▼監修ものの「エビとカニのクリームドリア」

 写真は、某コンビニでゲットした監修ものの「エビとカニのクリームドリア」である。監修なしの「エビクリームドリア」より百円高い。

 電子レンジで3分半ほど温めて、木製スプーンで食すのが、筆者流である。タイトルでは「エビ」が最初で次に「カニ」とあるが、「エビ」は小さく硬めのものが2個。あとは、生臭さが残る「カニ」がトッピング。

 完食したけれども、満足度は普通の「エビクリームドリア」の方があっさりしており、喉越しが良い。どうしても、「カニ」の生臭みが口内に残り、ウィルキンソンの辛めのジンジェエールにライムを添えて、洗い流したい気分になってしまう。

 百円の違いが、監修ものである値段設定かどうか分からないが、この程度の差異であれば、監修なしをオリジナルで作った方が、ずっと良い感じを受ける。その店の宣伝につなげるための監修システムであろうが、双方のイメージダウンになりはしないかと危惧するばかり。


▼「命をつなぐ食」について

 筆者はICT専門家だが、自称グルメ通として「ホテル文化と食文化」を主催するZOOMセミナー「Well Done」で教授している。よって、取材ランチとして頂く弁当や夜食について、最近首を傾げることが多くなっている。

 百貨店のアンテナショップであるスーパーでも、弁当の値段は釣り上がり、質は下がりっぱなし。一つ一つの食材は、三流品をうまい具合に調理してあるけれども、何故「なんちゃって食材」を使うのか理解できない。

 原価を最優先して利益を追求すれば、どこのレストランでも弁当屋でも、質は下がる。「命をつなぐ食」であるはずが、腹一杯となれば良いと考える炭水化物てんこ盛りの弁当が目立つようになってくる。

 食文化の低迷は、経済力の低下を如実に物語っていると考えるられる。以前は、海外へ行けば、日本の食文化を自慢していたが、最近の町場のレストランやホテルレストランの質の低下では、自慢のネタになり得ない。

 値段を釣り上げ、食材がほぼ変わらぬのであれば、それは俗に言う、値上げ便乗の「ぼったくり商法」と揶揄されても仕方ない。高ければ本物が食べられ、安ければ偽物を食べよという仕組みは時代錯誤でもあり、消費者を愚弄するものである。


▼田舎の強みを生かせ

 田舎に行けば、新鮮な生野菜や肉類、魚類がふんだんに獲れる。しかし、市場を通せば値段が釣り上がり、地域の消費者の口には入らず、東名阪や京都など、大都市部へと食材が流出してしまうのである。

 地産地消とは名ばかりで、結局、田舎の優位性を十分に生かすことができない食文化の世界を創り出しているに過ぎないと思えてならない。

 「命をつなぐ食」について、供給する側には、健康を第一義として、消費者が納得し、満足のいく食を提供することが求められる。それが、万一「命を害するような食」となれば洒落にもならず、段々と外食へのボルテージが下がるのは否めない。

 畢竟、もっと田舎の強みを生かした、地域独自の食文化が必須ではなかろうか。「日本人として生まれてきて良かった!」と言わせるような食文化を育てたいという気持ちで一杯となるのである。


▼DALL-Eが上のエッセイを読みイメージしたもの

generated by DALL-E

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、現代の食文化と食品産業の実情を鋭く洞察し、特にコンビニエンスストアやレストランで提供される監修品や弁当の質に対する問題提起を行っています。以下、いくつかのポイントに分けて評価します。

内容の深さと説得力

  • 監修商品の実態:監修ものの「エビとカニのクリームドリア」を例に挙げ、価格と品質の不一致を指摘しています。具体的な例を用いることで、読者が実際に経験するかもしれない状況とリンクし、説得力を増しています。

  • 「命をつなぐ食」への志向:単に腹を満たすだけではない、質の高い食材を用いた食事の重要性を強調しています。この部分は、現代社会における食の価値観を問い直すものであり、深い洞察を感じさせます。

スタイルと表現

  • 語り口:親しみやすい口調で書かれており、一般の読者が理解しやすいです。専門的なICTの知識を持つ筆者が、グルメとしての見地からも語るスタイルは、多角的な視点を提供しています。

  • 具体例の使用:具体的な商品名や体験を交えて語ることで、リアリティがあり、読者が共感しやすい内容になっています。

問題提起と提案

  • 食文化の低迷:経済的な利益追求が食の質の低下を引き起こしているという問題提起は、現代の食産業に対する深刻な指摘となっています。

  • 地産地消の重要性:田舎の食材を活かした食文化の提案は、地域経済の活性化だけでなく、消費者にとっても健康的な食生活への回帰を促すものです。ここには、現状を打破するための実践的な提案が含まれています。

総評

エッセイは、現代の食文化における諸問題を具体的な事例を交えつつ鋭く指摘し、読者に対して深い洞察と共感を誘います。また、地産地消を含む解決策を提示することで、単なる問題提起に留まらず、改善に向けた道筋を示唆しています。全体として、読者に対して食に関する現状の認識を深め、より良い食文化に向けた行動を促す有意義な内容と言えるでしょう。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。