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手放しの年

二〇二二年、あけまして、おめでとうございます。もう一月四日になってしまいました。

さて、今年は色々あって、いくつか大きな変化があります。

①ケイスリー取締役を、退任します。
②新しい会社を、始めます。
③本を、出版します。

①はもうすでに起こったことで、②はもうすぐ起こることで、③は今年中に起こしたいこと。

全然手放せてないじゃん、むしろ一つ手放して、二つ手に入れようとしるじゃん、と思うかもしれません。数字はそうなのですが、体積を見積もると、だいぶ手放した感じがあります。特に、①はやっぱりこう、両腕いっぱい広げるくらい、大きかった。

①取締役の退任

退任については、去年の初めに子供が二人になり、自分のやりたいことも明確になる中で、一年以上前から揺れる気持ちを抱えていました。

2016年の創業当初からかかわってきた会社で、たくさん学び、何より楽しかった。でも、状況がいろいろ変わり、価値観も変わり、立ち止まることも幾度かあったものです。

どうしようかな、と思っていた矢先、不思議なことに昨年秋頃から、会社も私も色々と動き始めました。そして、すべてのピースが収まるように、退任が決まりました。

会社は引き続き、もちろん応援します。(代表が夫ですし)好きな会社です。そして、年度末までは引き続きプロジェクトや広報の業務に携わる予定ですので、ケイスリーも私も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

②新しい会社の設立

手放した!と思ったら、また何かカオナシめいて、食べるんじゃん、というように見えますが。予定をもたない会社、カオナシにならない会社、というのをやってみたいなぁと。ある素敵な方と、うんうんと、考え中です。

決まっていることとしては、サティシュ・クマール氏が言っているように、Artistとして生きること(つくること)、三つのSを大切にすること(Soil(土)、Soul(魂)、Society(社会))、計画せずに旅をする、ということ。レイチェル・カーソン氏の本にあるように、センス・オブ・ワンダーが、しんしんと灯り続けるようなこと。などなど。

あんまり何を言っているか、わからないかもしれません。おそらく、こつこつと「つくる」会社になるのかなぁ。もう少し経ったら、こちらもきちんと、お知らせさせていただきます。

③本の出版

この二年間、小説やエッセイを書き続けています。

公募に応募してもダメだったり、間に合わなかったり、色々ありますが。小さな勲章としては、エッセイの公募で優秀賞をいただいたこと。ちょっとずつ、自分の作品に出会える数も増え、喜びがある毎日です。

沖縄に来てからは、さらに書くことへの重みが増しました。書くこと、読むことによって、自分の芯に還れるのです。書くことに惹きつけられて、離れない。自然に触れ、人に触れ、感性につもっていた埃が吹き飛ばされているのかもしれません。

前までは、自分の文章が「読まれるの、なんだか恥ずかしいなぁ」でしたが、今は「これをぜひ、読んで欲しい」と思えることもあります。

そんなわけで、誰かに読んで欲しい=本の出版、というのを実現したいと思っています。時間はかかるかもしれませんが、もくもくと、しんしんと。

様々なテーマがあります。公募を引き続き頑張りつつ、書いていこうと思います。

2022年

2022年は、土、水、風のように生きる。余計なものは、すべて落とす。小さな火を、大切に灯し続ける。

①があったから、②と③が生まれました。

前々から言っていたことだけれど。引き続き、手放す。

もしかしたら、一番大きかったのは、経済的な不安をだいぶ手放せるようになったからかも、しれません。これは別にお金があるから、ということではなくて、お金ってなくてもいいんだ、と思えたということ。お金は手段で、目的ではないから。これもまた、沖縄に来て大きかったことの、一つです。

手放し続けて、何が残るか。今のところは「書く」ということだろうと。歩んでみないと、わからないですが。

2022年は、手放す。書く。

本年が、健康で喜びに満ちた一年となりますように。

(画像は、朝よく散歩に行く、読谷の海です)

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