コロナ禍の芸術文化支援について、セゾン文化財団viewpointに寄稿しました
2020年5月、Arts United Fundを立ち上げ、1か月のクラウドファンディング後、76名の方に資金的・非資金的支援を実施しました。
11月から採択者のインタビューもnote公開しているので、こちらもぜひご覧いただければうれしいです。
このArts United Fundを立ち上げるまでの軌跡を、ご縁があってセゾン文化財団viewpointに寄稿させていただきました。テーマは「芸術文化への民間による緊急支援」というもの。こちらの特集に、「分断の世界を超える~Arts United Fundの軌跡~」というタイトルで掲載していただきました。Webにて全文をご覧いただけます。
3月ころから調査を始めて、5月の基金設立、7月の採択通知、現状の非資金的支援に至るまで、特に前半は色々なことがありました。一言でまとめなさいと言われれば、たくさんの人に出会い、つながり、本当に動いて良かった、ということに尽きます。寄稿の中では裏側や苦労も含めて書いておりますが、結局は芸術文化関係者の力になりたいという気持ちと、自分が動きたいという気持ちに突き動かされて進んでいた、それによって自分自身いただいたものが本当にたくさんあったと感じています。
セゾン文化財団の皆様にはArts United Fund設立の時からお世話になっており、改めて感謝申し上げたいと思います。特に理事長の片山様からは、直接の面識がないにも関わらず、懇切丁寧にメールのやりとりをさせて頂き、採択基準等の議論のタイミングでは直接のお電話までいただき、こんな素晴らしい方がいらっしゃるのかと心底敬服いたしました。徳の高い、紳士的な方で、どう形容しても稚拙になってしまうのですが、自らの振舞いもこうありたいと、今後の模範にさせて頂きたく思いました。
Arts United Fundの取り組みは、緊急支援という形ではありますが、今後も発信、調査等をとおし、引き続き芸術文化領域を担う皆様の支えになれればと考えています。