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当たり前が変わりつつある

職場周りの動きが色々騒がしい。
世を忍ぶ仮の姿では、私は物流業界の一端にいるので、2024年問題とかいうものに向かっての変化が加速しているのが、世間の人よりは見える。

一般市民の皆様が思っている以上に、身近な配送の環境は旧態依然で疲弊している。
どんなに新しいことを始めようとしても、昭和の根性論が根底に横たわっていて、切っても切っても蔦のように生え伸びて脚に絡みついてくる。

クレーマーは企業が育ててきたという論評を読んだけどその通りで、
現場は会社が唄ってきたサービスのしっぺ返しから来る、利用者の過剰な要求に振り回されている。

なにがどうとかはいわないけど、一般配送でも、今無料で受けられているサービスの一部は、近い将来有料になるかも知れない。
今まで当たり前だったものが、ここに来て当たり前じゃなくなり始めている。
でも内部ではかなり前から、これが無料で利用できるのはおかしいよね、という話はあって、
それが、2024年問題を目前にして、やっと具体的に上層部の目に見え始めたのだ。
今これをやっつけておかないと、一気に破綻する。と。
末端から見れば、遅すぎるし、まだまだ甘いんだけど。

物流業界は期限が切られたから、今急速に変化しているけど、
同じ事はほかの業界でも言えると思う。

老年になると、今まで染みついた価値観は消えない。
でもお客様が特別だった(と思いこんでいられた)時代の終焉はすぐそこに来ているのだろう。
サービスは対価を払ってうけるもの。利用者も利用される側も対等の立場という、当然で当たり前のことが、近い将来、本当に当たり前になるのだと思う。

まぁ言っておきたいのは、今のうち、いてくれてる人のお給料上げないと、
すでに人離れは始まってるし、
どんなに高給にしても末端に人が集まらなくなる時代も、始まっている。
ここにきても会社、まだまだ見通しが甘いな、と思う。

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