子供の話...聴けてますか?

あなたは、どれくらいお子さんの話を聴けていますか?

この質問をされて、
以前の私は「ドキッ」とオタオタしていたと思います。

子供の話を聴いてあげることで、
子供は「大切に思われている」と感じ、
自己肯定感が高くなります。
話を聴いてもらえないと、
自分の存在を否定されたように感じて、
自己肯定感が低くなります。

自己肯定感が低いと、
・やる気がでない
・情緒が不安定になりやすい
・嫌なことがあると心がすぐに折れてしまう
そういう人物になります。

つまり
自己肯定感は「やる気」の源泉なのです。

子育て中のママ、
特に中学受験を考えているママにとって、
実は、子供の自己肯定感の高い低いはとても重要です。

私はそのことを知ったとき、
なんと”駄目ママ”だったんだとショックでした( ;  ; )

私はずっと仕事をしていたこともあって、
1日の中で、子供と一緒にいる時間が少なかったです。
仕事の帰りに買い物をして、
家に着いたらすぐに洗濯物をとりあえず入れて、
そのまま台所へ直行。次は晩ご飯の支度です。

子供が話しかけてきても、
とりあえず生返事だけはしつつ、
「ママは晩ご飯作ってるから。危ないからリビングに行っててね」
ということがしょっ中。
自分ではそんなつもりでは全くなかったけど、
愛する我が子の自己肯定感を下げてしまうことを、
してしまってたんですよね・・・。

共働きで忙しいママにとっては、
「あれも、これもしないといけない・・・」
と時間に追われながら行動しているので、
子供の話を傾聴することが難しかったり、
大変に思うこともあると思います。

後から、「しまったかも・・・」と
反省や後悔することも出てくるでしょう。
ママだって人間だもの仕方ないことです。

でも大丈夫!
その日のうちに取り戻す行動をすれば良いのです。
それで、子供のやる気の源泉にエネルギー補給することができます。


ここから傾聴について・・・
傾聴って何?ということですが、
「傾聴」は、アメリカの心理学者でカウンセリングの大家である
カール・ロジャーズによって提唱されました。
カール・ロジャーズは傾聴を「積極的傾聴」と呼び、
自らが行ったカウンセリングの事例を分析して、
話を聴く側には3つの要素が必要であると説いています。

その3要素とは・・・

カール・ロジャース「傾聴」の3原則
1.共感的理解 (empathy, empathic understanding)
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。

2.無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard)
相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。そのことによって、話し手は安心して話ができる。

3.自己一致 (congruence)
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。
【厚生労働省】 こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

要するに・・・
聴く自分の気持ちも大切にしつつも、
相手の心に寄り添うようにして、
最初から否定することなく、
真摯に熱心に相手の話を聴
くということになります。

私は、心に寄り添っているよ!と伝わるために重要なのは、
聴く側の”態度”と”仕草”だと考えます。

話をしている側は、
話を聞いている相手の、
身体の向きや視線、表情などから、
真剣の度合いを感じ取るからです。

まず5分間。
できれば10分間は、他のことは全ていったん脇に置いて、
子供の話に集中すると決めましょう。

子供の話に傾聴する時間を、
1日5分間〜10分間つくることで、
子供の自己肯定感を高めることができて、
これから乗り越えていかなければならない試練を、
乗り越える力となる
のですから。

忙しいママにとっては、
簡単なようで実は難しかったりしますが(汗)
何事も練習。
子供のトイレトレーニングの時と同じと思って、
練習をしていくことで自然とできるようになります。
愛する子供と絆を深める時間
と考えると練習も楽しくなってきますし、
子供の変化が楽しさを倍増してくれます。


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