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かくれんぼと愛着。そして、その奥へ。

2023年2月22日。猫ニャーニャーの日に、初めての『子ども支援者グループ』を開きました。

昨年末に、支援者どうしで遊んだり、子どもとのコミュニケーションを学ぶリアルな会をやりたい!と思い立ちました。そして、1月にイベントを立ち上げて実現した会でした。

この記事では、子ども支援者グループで遊んだ「かくれんぼ」について考察しています。遊びの中に隠れている、深淵さ、遊びの大切さについてを書いていきます。

    目次

  1. 私の中の3つのパーツ

  2. 子どもの居場所になる大人を増やそう

  3. かくれんぼに隠れているもの

  4. 愛してるよ、大好きだよ、大事だよと言葉で言うよりも
    一度真剣にかくれんぼをしよう!

  5. かくれんぼと愛着、そして実存

  6. 支援者グループに参加しての感想

  7. おまけ。ともちん日記(かくれんぼ編)

1,私の中の3つのパーツ(部分、カケラ、性質)


常々、私の中には3つのパーツがあるなぁと思っています。
「ともみ先生」
「ともっさん」というおじさん
「ともちん」という子どものパーツです。

母性と、父性と、子ども性のバランスを保っているのかもしれないなと思うわけですが、年を重ねていくと子ども性が主人公になっていくのかもしれません。

特に、対面の支援者グループでは、子ども性を喜ばせるような、そんな会にしていきたいなと思っています。

この記事でも、難しくなりすぎないよう、最後は私の中にいる子ども性「ともちん」からの感想も最後に載せてあります。最後までお付き合いくださいね♪

私の開いている講座はいくつかありますが、共通しているテーマは、

2,子どもの居場所になる大人を増やそう

ということです。(今日できたてのFBページのリンク↑)

大人が、まずは遊べる人になろう。

オンラインの講座では子どもの発達や心理学、コミュニケーションや関係性などを学んでいきますが、「在り方」の大切さをお伝えしています。そして、しっかりとした知識や理論、現場での経験をベースに、実際の対面グループでは遊びの引き出しを増やしたり、つながる感覚を養ったりしていきます。

第一回目の子ども支援者グループでは、何をやるか色々考えました。そして、あらかじめ「メニュー」や「材料」を準備していました。

ただ、決まったことを順番にやっても面白くない。

基本的にその「場」で起こったこと、来てくれた「人」が持ち寄ってくれたものと化学反応が起きたら面白いな、と余白を持っていました。

蓋を開いたら、やったことは以下の3つでした。

  • かくれんぼ

  • 足裏ジャンケンとタッピング

  • 新聞紙工作と、キャッチ棒

上の2つは、予想していなかった展開でした。

まさか、かくれんぼをするとは。


3,かくれんぼに隠れているもの

子どもたちは、かくれんぼが大好き。
4歳前後から、何度も何度もやりたがる遊びですが、小学校低学年の子どもたちにも人気ですし、中学生でも実は楽しめる遊びです。

昔遊びには、知恵が隠れています。
どんな知恵が隠れているか、説明してしまっては味気ないものになってしまうので、まずはやってみるのがいい!

と、まずは大人にとっては久しぶりになるであろう体験をしました。


4,愛してるよ、大好きだよ、大事だよと言葉で言うよりも
一度真剣にかくれんぼをしよう!


実際に、かくれんぼの後に、体験をシェアしてもらいました。

一言で言って「おもしろい!」
笑いました。

さぁ。それでいいんですね。
それで終了でも。

でもちょっとだけ言葉にさせてください、と解説させてもらいました。


5,かくれんぼと愛着、そして実存


かくれんぼは愛着とも関わっています。
そして「実存」とも関わっています。
実存というのは、自分の存在に関して、いなくなることと存在すること、(つまり生と死に関して)、そんな深いテーマも隠れている遊びなのです。


かくれんぼをしている間には、人との信頼関係や安心感が育まれていきます。

そして、愛着に関してのテーマが見え隠れして
⚫︎存在することと、いなくなること
⚫︎見つかりたくなくて隠れているけれど、見つけてほしいこと

そんな葛藤を通して、存在を強く感じたり心細く感じたり、自分の存在や相手の存在を、全身全霊で感じたり深淵な意味合いがあるのです。

だから、それを確かめるように子どもたちは何度も何度も繰り返し遊びの中で人生の基盤を作るのですね。

今回は和室でした。次回はフローリングです。

6,支援者グループに参加しての感想いただきました

一言で言うと、楽しかったです。何気ない遊びの中にも、S S T(ソーシャルスキルトレーニング)につながるものだったり、自律神経の調整につながる要素が含まれていてとても勉強になりました。自分自身が体感することで効果を感じられるので、実践に繋がりやすいのもよく構成が考えられているなと思いました。子ども支援の仕事をされている方にオススメです。私自身も、現場で実際に使うのが楽しみです。(公認心理師さんより)

子供たちが遊びやコミュニケーションの中で『何を求めているのか』・・・それを大人が理解する為に、実際にその遊びをやってみること。それによって、頭ではなく、心と体で子供の感覚を理解できるというがとても新鮮でした。忘れて久しい自分の中に眠っていた『子供の心』気付くこともできました。ありがとうございました。(講師業さんより)

最後に、私からの感想。
私の子ども性からの体験をアメブロの方に書きました。
↓  ↓  ↓

7,ともちん日記(かくれんぼ編)

「わたしはここにいる!」を全身で感じた時間。

次回の支援者グループはこちら
次は何して遊ぼうか。


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