BtoB SaaSの新卒PdMの「プロダクト企画」ってどんなことしてるの?
こんにちは、株式会社スタメンでアソシエイトプロダクトマネージャーをしていますChikakoです🌸
’21年新卒デザイナーとして入社後、PdMに異動し、現在は社内1人PdMとしてプロダクト改善運用や新機能企画・開発までの管理をしています。
今回は、BtoB SaaSのPdMが新機能企画においてどんなことをしているのかについて書きます。まだまだ手探り状態ですが、これまで企画をしてきた中で見えてきた経験談を踏まえて、弊社の企画フローと各フェーズで重要だと思うことを書いていきます。
前提として話しておきたいこと
弊社の事業フェーズ・開発組織体制におけるプロダクトマネージャーの「企画」についての内容になります。
一般的なプロダクトマネジメントの書籍やwebサイト記事の業務定義とは異なる部分もありますがご了承ください。
はじめに
一般的に、開発フェーズを分けると以下の図で表されます。
図を踏まえて、弊社のPdMの企画は以下2点を主に担当しています。
課題選定やゴール設定
ソリューションの検討
この2点に該当するフェーズでの取り組み内容を、1〜5のステップに分けて話していきます。
1. 情報収集・ヒアリング
弊社では、事業会議やプロダクトロードマップ会議にて開発方針が決まります。
方針が決まっただけでは、プロダクトに落とし込む材料としては少ないのでここから情報収集を進めていきます。
主に、
なぜやりたいのか?
どこが・誰がターゲットなのか?
何が課題なのか?
なぜ今やるのか?
などの事業戦略的な観点を中心に、部長・経営陣へヒアリングをしています。
2. PRD作成
1で情報収集した後は、情報整理と言語化のためにPRD(product requirements document)に記載していきます。
弊社で利用しているPRDは大きく「Why」・「Who」・「What」・「How」を分けて記入します。
PRDを作成していく上で、ヒアリング内容ではカバーできなかったものについては、営業資料やTUNAG(弊社サービス)の投稿、MRR表を見たり、既存顧客の運用状況を確認したりしてPRDを肉付けしています。
3. 調査・ステークホルダーとの確認
弊社では、だいたい最低3社程度を対象に調査し、
「Why」・「Who」まで記入した後は、競合他社調査を進めます。
製品として最低限必要な機能
どんなユーザーをターゲットにしているのか?
どんな導線で利用するのか
を理解していきます。
その後、機能要件を洗い出しPRDを一通り作成したらステークホルダーへ壁打ちしに行きます。
Why・Whoの解釈が合っているか?向かっている方向性に齟齬はないか?
課題から、理想ユーザーストーリーの共有
機能要件
を重点にすり合わせをします。
4. ワイヤー作成
PRDを元にプロダクト方向性が合意できたら、機能要件を元にワイヤーを作成していきます。
最初は理想形を固めていき、そこから要件と照らし合わせて削ぎ落としてもよさそうな箇所を削っていきます。
沢山発散してワイヤーを引くことで、自分もユーザー視点にたつことができます。
この段階で、細かい仕様検討や開発優先の検討時に検討材料になりそうな箇所をあらかじめ見つけられるだけ見つけておきます。
5. 仕様策定
一通りワイヤーを作成できたら、ステークホルダーに共有し仕様を詰めていきます。
ワイヤーレベルで理想形と削ぎ落とした形も見せて、どこまでをまず1stリリースの要件とするかを話していきます。
具体的な仕様は、仕様書にまとめ開発メンバーとも共有します。
まとめ
以上、弊社の企画フローと各フェーズのポイントでした。
いかがだったでしょうか?弊社のプロダクトマネージャーがどんなことに取り組んでいるのかを知っていただけたら嬉しいです⭐️
これからは、PdM1人だけではプロダクトづくりはできないからこそ、チームや部署を超えてのコミュニケーションを増やし、開発組織だけでのプロダクト開発に閉じずに、組織全体を巻き込んだプロダクト開発をしていきたいと思っています。
🤝共創大事🤝
最後に
弊社では、エンジニア・プロダクトマネージャー・プロダクトデザイナーの採用を積極採用中です⭐️
本記事では具体的なプロダクトの話は控えておりますが、よりリアルなお話もできるかと思いますので、もし興味を持っていただけた方は下記の募集ページからお気軽にご連絡ください👇🏻
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