Chika Miyamori

CQファシリテータ、リーダーシップ&チームコーチ。 50カ国を超える国籍のメン…

Chika Miyamori

CQファシリテータ、リーダーシップ&チームコーチ。 50カ国を超える国籍のメンバーと仕事をする中で、 多様性のあるチームの持つポテンシャルと難しさを痛感。「違いに橋を架けパワーにする」を生涯のテーマとし、日本、欧州、米国、アジアでリーダーや組織の支援に取り組んでいます。

記事一覧

CQ Journeyを通じて起こること

私は、1969年のアポロ月面着陸の同時通訳を見て、「世界に橋をかける人」になりたいと思った。しかし、子供のころの崇高な志はいつの間にか忘却の彼方に。その後、日本…

Chika Miyamori
3か月前
3

CQを高めると見える世界(1)

今日からは、CQを高めるには、をテーマに書いていきたい。 まずは、自分の周りにある「違い」に気づいてみよう。 難しいことではない。周りにある「違い」を見つけ、観察す…

Chika Miyamori
3か月前
1

練達(5)私にとってのCQとは?

私はCQの専門家だ。「文化的背景の異なる人」とうまくつきあっていく、とっておきの方法」を日々考え伝えている。「文化的背景の異なる人」を「考えの違う人、合わない人」…

Chika Miyamori
3か月前
3

練達(4)バルセロナと広島の橋となるお好み焼き

Rafaが白血病と診断された頃、私はもうバルセロナを離れていて、詳しい病状を知ることはできなかった。しかし、レストランから離れ、治療に専念すると決意した彼の気持ちの…

Chika Miyamori
3か月前
2

練達(3):平和のフード、広島風お好み焼き

練達という言葉にハマっている3連休。練達は、さまざまな視点を持っている。英語ではcharacter やexperienceとも訳される。試練や苦難、忍耐を通じて、その人が磨かれ成熟…

Chika Miyamori
3か月前

練達:カオスの時代に燈を灯すには(2)

私はCQという、日本ではまだ知られていないコンセプトを持ち込み、広めようとしている。違いに橋を架け、そこから共創する社会を作るCQは、私のライフパーパス、パーソナル…

Chika Miyamori
3か月前
1

練達:カオスの時代に燈を灯すには(1)

2月には毎日ブログを書くことを決意したものの、24日になってもたった2回しか書けていない。私の最も苦手な部分は、第二領域、すなわち一番大切だが緊急ではないことの優先…

Chika Miyamori
3か月前
2

CQとEQ

CQはIQ, EQに続く21世紀に不可欠な知性。 IQもEQも、先天的に備わっているもの。IQは変わらないがEQは開発できると言う。 CQは、生来のものではない。生まれたての赤ちゃん…

Chika Miyamori
3か月前

CQ(Cultural Intelligence)

違いに橋をかけ、パワーにする力。背景の異なる他者と協働し、成果を出すために必要な力。それがCQ(Cultural Intelligence)です。文化の多様性を生かした場を設けることで…

Chika Miyamori
3か月前
5

CQ Journeyを通じて起こること

私は、1969年のアポロ月面着陸の同時通訳を見て、「世界に橋をかける人」になりたいと思った。しかし、子供のころの崇高な志はいつの間にか忘却の彼方に。その後、日本企業や外資系企業に勤務しながら、夫の転勤で駐在妻として日本、英国、スペイン、米国に住み、50カ国以上のバックグラウンドの違う人と共に働いてきた。
顧客を怒らせたり、上司と合わなかったり、苦労を重ねて覚えたアングロサクソン風のビジネススタイル

もっとみる

CQを高めると見える世界(1)

今日からは、CQを高めるには、をテーマに書いていきたい。
まずは、自分の周りにある「違い」に気づいてみよう。
難しいことではない。周りにある「違い」を見つけ、観察する。これを毎日、行う。そうすれば、いつの間にかCQレベルが上がり、相手との違いに寛容になり、自分にも寛容になり、人生がラクになる。

私がCQをお伝えしてきた方々は、ほぼ全員が、
「世界観が変わった」
「人生がラクになった」
「もっと

もっとみる

練達(5)私にとってのCQとは?

私はCQの専門家だ。「文化的背景の異なる人」とうまくつきあっていく、とっておきの方法」を日々考え伝えている。「文化的背景の異なる人」を「考えの違う人、合わない人」と言い換えてもいい。

「本当はアーティストになりたいのに、親が『安定した仕事に就きなさい』と干渉してくる」「PTAの運営方法を変えたら、『前例と異なる』と去年の役員がダメ出しする」「ワンオペ家事育児の虚しさ、激務の夫はいつも不在。結婚っ

もっとみる

練達(4)バルセロナと広島の橋となるお好み焼き

Rafaが白血病と診断された頃、私はもうバルセロナを離れていて、詳しい病状を知ることはできなかった。しかし、レストランから離れ、治療に専念すると決意した彼の気持ちの襞(ひだ)は、痛いほどわかる。私自身も同じ頃、大病にかかり2回の大きな手術を受けたからだ。ここで、あえて、「襞」という言葉を使った。病気と共存する人生を送るとは、他人には決して入り込むことのできない、複雑で言葉にできない、自分でも持て余

もっとみる

練達(3):平和のフード、広島風お好み焼き

練達という言葉にハマっている3連休。練達は、さまざまな視点を持っている。英語ではcharacter やexperienceとも訳される。試練や苦難、忍耐を通じて、その人が磨かれ成熟させられるということだということが、わかってきた。生きる、というjourney で、起こること全てに価値がある、と、捉えるマインドセットなのかもしれない。
ここまで考えて、大切な友人Rafaの事を思い出した。スペイン・バ

もっとみる

練達:カオスの時代に燈を灯すには(2)

私はCQという、日本ではまだ知られていないコンセプトを持ち込み、広めようとしている。違いに橋を架け、そこから共創する社会を作るCQは、私のライフパーパス、パーソナルミッションであり、大手術後に臨死体験をした時に聴いた声、与えられたものでる。

CQは 相手の生き方を我慢して受け入れることではない。自分の生き方も、相手の生き方も、それぞれ素晴らしいと気づき、互いに学び合いながら成長してゆく。どんな人

もっとみる

練達:カオスの時代に燈を灯すには(1)

2月には毎日ブログを書くことを決意したものの、24日になってもたった2回しか書けていない。私の最も苦手な部分は、第二領域、すなわち一番大切だが緊急ではないことの優先だ。そのため、今年のテーマは「第二領域の優先」にしているのに、うまくいかない。ブログを続けるためには、意志力ではなく習慣化の力が必要だとわかっているつもりでも、実行できない自分に戸惑いを感じる。そして、できないことが続くと、だんだんと大

もっとみる

CQとEQ

CQはIQ, EQに続く21世紀に不可欠な知性。
IQもEQも、先天的に備わっているもの。IQは変わらないがEQは開発できると言う。
CQは、生来のものではない。生まれたての赤ちゃんにCQはない。誰もが学びながら身につけ、開発できる能力。

今日、ある企業のトップリーダーが、「CQは必ず開発できると思う。でも、EQの開発は難しいのではないか」と呟いた。

自分と同じような人たちの中でリーダーシップ

もっとみる
CQ(Cultural Intelligence)

CQ(Cultural Intelligence)

違いに橋をかけ、パワーにする力。背景の異なる他者と協働し、成果を出すために必要な力。それがCQ(Cultural Intelligence)です。文化の多様性を生かした場を設けることで、協働がすすみ、共創が生まれます。そんなCQのパワーを、少しずつ書き留めていきます。