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CQ Journeyを通じて起こること
私は、1969年のアポロ月面着陸の同時通訳を見て、「世界に橋をかける人」になりたいと思った。しかし、子供のころの崇高な志はいつの間にか忘却の彼方に。その後、日本企業や外資系企業に勤務しながら、夫の転勤で駐在妻として日本、英国、スペイン、米国に住み、50カ国以上のバックグラウンドの違う人と共に働いてきた。
顧客を怒らせたり、上司と合わなかったり、苦労を重ねて覚えたアングロサクソン風のビジネススタイル
CQを高めると見える世界(1)
今日からは、CQを高めるには、をテーマに書いていきたい。
まずは、自分の周りにある「違い」に気づいてみよう。
難しいことではない。周りにある「違い」を見つけ、観察する。これを毎日、行う。そうすれば、いつの間にかCQレベルが上がり、相手との違いに寛容になり、自分にも寛容になり、人生がラクになる。
私がCQをお伝えしてきた方々は、ほぼ全員が、
「世界観が変わった」
「人生がラクになった」
「もっと
練達(5)私にとってのCQとは?
私はCQの専門家だ。「文化的背景の異なる人」とうまくつきあっていく、とっておきの方法」を日々考え伝えている。「文化的背景の異なる人」を「考えの違う人、合わない人」と言い換えてもいい。
「本当はアーティストになりたいのに、親が『安定した仕事に就きなさい』と干渉してくる」「PTAの運営方法を変えたら、『前例と異なる』と去年の役員がダメ出しする」「ワンオペ家事育児の虚しさ、激務の夫はいつも不在。結婚っ
練達(4)バルセロナと広島の橋となるお好み焼き
Rafaが白血病と診断された頃、私はもうバルセロナを離れていて、詳しい病状を知ることはできなかった。しかし、レストランから離れ、治療に専念すると決意した彼の気持ちの襞(ひだ)は、痛いほどわかる。私自身も同じ頃、大病にかかり2回の大きな手術を受けたからだ。ここで、あえて、「襞」という言葉を使った。病気と共存する人生を送るとは、他人には決して入り込むことのできない、複雑で言葉にできない、自分でも持て余
もっとみる練達(3):平和のフード、広島風お好み焼き
練達という言葉にハマっている3連休。練達は、さまざまな視点を持っている。英語ではcharacter やexperienceとも訳される。試練や苦難、忍耐を通じて、その人が磨かれ成熟させられるということだということが、わかってきた。生きる、というjourney で、起こること全てに価値がある、と、捉えるマインドセットなのかもしれない。
ここまで考えて、大切な友人Rafaの事を思い出した。スペイン・バ
練達:カオスの時代に燈を灯すには(2)
私はCQという、日本ではまだ知られていないコンセプトを持ち込み、広めようとしている。違いに橋を架け、そこから共創する社会を作るCQは、私のライフパーパス、パーソナルミッションであり、大手術後に臨死体験をした時に聴いた声、与えられたものでる。
CQは 相手の生き方を我慢して受け入れることではない。自分の生き方も、相手の生き方も、それぞれ素晴らしいと気づき、互いに学び合いながら成長してゆく。どんな人
練達:カオスの時代に燈を灯すには(1)
2月には毎日ブログを書くことを決意したものの、24日になってもたった2回しか書けていない。私の最も苦手な部分は、第二領域、すなわち一番大切だが緊急ではないことの優先だ。そのため、今年のテーマは「第二領域の優先」にしているのに、うまくいかない。ブログを続けるためには、意志力ではなく習慣化の力が必要だとわかっているつもりでも、実行できない自分に戸惑いを感じる。そして、できないことが続くと、だんだんと大
もっとみるCQ(Cultural Intelligence)
違いに橋をかけ、パワーにする力。背景の異なる他者と協働し、成果を出すために必要な力。それがCQ(Cultural Intelligence)です。文化の多様性を生かした場を設けることで、協働がすすみ、共創が生まれます。そんなCQのパワーを、少しずつ書き留めていきます。