CQを高めると見える世界(1)

今日からは、CQを高めるには、をテーマに書いていきたい。
まずは、自分の周りにある「違い」に気づいてみよう。
難しいことではない。周りにある「違い」を見つけ、観察する。これを毎日、行う。そうすれば、いつの間にかCQレベルが上がり、相手との違いに寛容になり、自分にも寛容になり、人生がラクになる。
 
私がCQをお伝えしてきた方々は、ほぼ全員が、
「世界観が変わった」
「人生がラクになった」
「もっと早くこれを知りたかった」
とおっしゃる。CQが身につくと、相手との新しい関係性を構築することができ、その結果、仕事も家庭も人間関係全般がうまくいき始める。
これが、ここ10年以上、人生(時間と収入)のほとんどを「CQ」に費やしてきた私の結論でもある。

「文化なんて言われても抽象的で、わからない」
「日本国内でしか仕事をしないから、文化の違いなんて関係ない」

そうかもしれない。でも、考えてみてほしい。

起こってほしくない災害、戦争。その影響は、確実に私たちの生活に及んでいる。

日本の経済成長率の目標を政府が目指す年1.24%とした場合、2040年には600万人台の外国人労働力が必要になる。

そんな時、「違い」に目を向けずに生きていけるのだろうか?

たとえば、日本では納期は守るもの。不良品は限りなくゼロがいいと考えられている。間違いをゼロにするために膨大なエネルギーが割かれる。
一方、日本以外の殆どの国では「期は守られなくても仕方がない」と考える。不良品をゼロにすることは不可能なので、ある程度のレベルまで達したら、先に進む。
 
この違いを、「嫌だ」と受け取るのか、「それもあり」と受け取るのか。
それがCQの「違い」。CQがあれば、日本と外国の「違い」を観察し、編集して、そこから新しい考え方や行動を生み出すことができる。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?