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【26】ナマケモノでちょうどいい

無理なんて全然してないし、頑張っているつもりも全くなかった。やれば出来ちゃうし、とにかく仕事して隙間に遊び倒した。やりたいことは睡眠時間を削って全部やる。ワーカーホリック?知らんし。望んで離婚して久しぶりの一人暮らしは暇で、恋して幸せで、遠距離で別れて、仕事して仕事して仕事して、復活して寂しくて結局ダメで、泣いて凹んで仕事があって良かった立っていられる!とギッチギチに仕事して。

「ちかさん、いつ休みなの?」
「仕事が無い日」
「次に仕事が無い日はいつ?」
「・・・来月?」

丈夫に産んでもらって元気でピンピンしていて、花粉アレルギーで目が痒いこともあるけど具合が悪いことはない。帰宅してスーツをハンガーにかけて電気がついたまま早朝目が覚めるのが日常で、元気がない時は甘いものガツンと食べて即復活。午前零時から集中できるわ夜はこれから~ラララ~♪と通常運転。距離も時差も関係なく家族サポートに何度も飛んで隙みて楽しんで。帰国したら声が出なくなって慌てたけど、仕事以外は黙っていたらいいし普通にこなせる。大丈夫、大丈夫。さあ今日もやったるぞ・・・そんな日々を幾年月。

ゆっくり自分を大事にしはじめると
降ってきたのは、進行性直腸がんステージ3という現実。

え・・・?

そして、やってきたリボーン洞戸での2日目の午後。

リボーンのワークで自分と向き合うぇぇ・・馬鹿なの私?・・ぜんっぜん大丈夫じゃないじゃん。頑張りすぎて・・ん?今も頑張ってる??

頑張っちゃう人は60%くらいでちょうどいい、って何?目からウロコと涙。

「リボーン洞戸」のワークにて


100%のつもりで120%になっちゃってた私は50%の意識でちょうどいい。

そっか、あの時もキツかったのに嘘ついて我慢してたな。

「頑張って座っていなくていいんだよ、元気なフリしなくていいの。キツイならキツイって言っていいんだから。」スタッフYちゃんの声に流れ出る私の涙。

うん・・・脱力して椅子から床にゴロリ。

直腸をがん細胞に占拠され腸閉塞警戒中。常に便意を感じるもウンチ出ず頻繁にトイレに行き肛門痛で椅子に長く座っていられない。

みんなは椅子で、私は床に転がったままワークは続いた。

「我慢して頑張る頑固者」は卒業、今日から私はナマケモノ。


泣いて疲れて、愛情たっぷりの養生食をゆっくり食べた。
その夜、久しぶりにトイレでそこそこのウンチに出会えた。



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