おうちで中華 - 老醋花生米(揚げピーナッツの黒酢和え)
中国で何度か食事をしたことがある人なら、恐らく誰もが知っているはずの油炸花生米(カリカリ揚げピーナッツ)。今日の料理は、その発展版だ。
かつて中国北方へ出張するたびに宴席で出てきた老醋花生米(揚げピーナッツの黒酢和え)。カリカリピーナッツを黒酢タレと合わせることで、酒のつまみ感が抜群に高まるのだ。
老醋花生米
lǎocù huāshēngmǐ
現地だと「こんなの絶対食べ切れないだろ」という量で出てくるが(笑)、自分で作るなら写真の量くらいが適量。但し、味は現地と同じに仕上げる。
黒酢タレは、地味に手が込んでいる。ただ調味料を合わせるだけではなく、一度煮詰めるのがポイントで、トロリとした黒酢タレが香ばしいピーナッツにからみつくことで美味しさが生まれるのだ。
ピーマンや玉葱は、ただの彩りに見えて、実は大事な脇役。カリカリのピーナッツとシャクッとしたピーマンや玉葱の食感の対比が旨さのツボなのだ。
レンゲでガバリとやれば、全ての食材が口の中で小気味よく踊り出し、まろやかな酸味の黒酢タレが食欲を刺激する。これで酒を飲み出すともう止まらない。
尚、ひと口に「黒酢」と言っても中国には様々な種類があるのだが、この料理には老陳酢がオススメ。酸味が強く、味わいが濃厚なのだ。
今回は珍しく黒酢タレの分量を書いてみたので、是非お試し頂きたい。
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