おうちで中華 - 小鶏燉蘑菇(鶏肉とキノコの醤油煮込み)
最近忙しくて、全然レシピを書けなかった。久々の今回は、中国東北地方の名物料理・小鶏燉蘑菇(鶏肉とキノコの醤油煮込み)をご紹介しよう。
おおよそ世の中の東北料理レストランで、この料理を品書きに載せていない店はあるまい。それほどの定番料理である。日本での知名度は低いが、中国経験者の方なら「知ってる知ってる」と声を上げるのではないだろうか。
小鶏燉蘑菇 小鸡炖蘑菇
xiǎojī dùn mógū
作り方は単純で、骨付き鶏肉とキノコを八角風味の醤油味でコトコト煮込むだけだ。そこに春雨も入るので、ボリューム満点の一品になる。
見た目は、真っ茶色。地味極まりないが、とても旨い。柔らかく煮えた鶏肉。ジュワリとしたキノコ。両者が溶け合ったコクのある旨味を吸った春雨。何を食べても、思わずニヤけてしまう。
キノコは、榛蘑(zhēn mó )というキノコの乾物を用いるのが本式。日本語だと、ナラタケ。最近は通販でも見かけるので、気軽に試せる。
こういう地味で滋味な煮込み料理は、東北料理の真骨頂。ひと口ごとに、心にも身体にも温かさが満ちていく。是非一度、お試しいただきたい。
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