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酒徒の履歴書⑧ - 酒は憂いのたまははき

社会人生活の最初の6年で、居酒屋巡りに傾倒した僕。今も心に残る店との出会いなどを経て、自分にとっての良い店とは何かを、徐々に煮詰めていった時期でした。そして、いよいよ中国へ旅立ちます。

雌伏篇3(二十代半ば)

2000年代初頭、和彦によって、飲み歩きへのヘブンズドアーを開かれた僕。自然、東京での食べ歩きでも、居酒屋へ行く比率が高くなった。大勢で騒ぐより、ひとりふたりで酒を飲む方が好きな僕みたいなタイプには、小さな居酒屋のカウンターで日本酒をすする時間が何より心地よかったのだ。

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