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おうちで中華 - 油燜筍(筍の甘辛照り煮)

今日の料理は、油燜筍(筍の甘辛照り煮)。長く上海に住んでいた身としては、春に筍を見ると真っ先に思い出す上海料理であり、帰国後も毎春作る大好物である。

調理はシンプル。下茹でした筍に油と砂糖と醤油をからめて悶えさせ、甘辛く真っ茶色に仕上げる。濃油赤醤(油たっぷりの甘くて濃厚な味わい)を特徴とする上海料理の王道を行くひと皿だ。


油燜筍 油焖笋
yóumènsǔn

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てらてらぬらぬらとろり。シュクッとした筍に、こってり甘辛醤油味が不思議なほどよく合う。あまりの旨さに、食べた者も思わず悶えること必至。大人だけでなく、我が家の幼児も喜んで食べる美味しさだ。

日本のあっさりした筍料理も大好きだけど、これはこれで別の美味しさがある。筍という希代の美人は、ナチュラルメイクでもキレイだが、しっかりメイクでもやっぱりキレイなのである。

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油燜筍をつまみつつ、紹興酒をぐびりとやるひと時。その愉しさを一度知ったら、春に欠かせない行事になること間違いなしだ。

レシピは1本300円ですが、マガジン「春から夏の中華料理20選vol.2」なら20本で980円。1本50円程と大変お得ですので、マガジンがオススメです。

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